ストレス解消のために、よく音楽を聴いたりするけれど、本当に効果があるのかな?
ストレスが溜まっている人はこのように感じたことがある人も多いと思います。
音楽によって我々のメンタルや集中力、モチベーションなどをコントロールできるという研究はいろいろあります。
皆さんは全く聴いたことのない曲を聴いた時、
- 楽しい曲
- 悲しい曲
- 怖い曲
このように、どのような感情表現で表せることのできる曲なのかを考えることができると思います。
このように実は音楽というのは感情と結びついているので、音楽を上手に使うと自分の感情を操ることができるのです。
ですので今回は、メンタルをコントロールするための音楽についてご紹介していきたいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
音楽がもたらす効果
よく音楽を聴きながら作業に取り組んだりする人がいますが、音楽にはやる気をアップさせたりする効果があるのでしょうか?
音楽がもたらす効果につきましては、以下のような効果があります。
気分を左右する
このように、音楽は我々の気分を左右してくれるのです。
メンタルの回復
実際に音楽は医療現場でもよく用いられます。
雑音を消す
騒がしいところで集中して作業をしなければいけない時などの雑音はストレスになります。
ですがこの雑音を音楽を使えば多少は消すことができます。
クラシック音楽のメリット
実はクラシック音楽にはいろいろな効果が見られることがいろいろな研究で明らかになっています。
ですのでクラシック音楽の効果についてご紹介していきたいと思います。
自律神経を整える
クラシック音楽はドーパミンやセロトニン、アセチルコリンといった神経伝達物質を分泌させることにもつながります。
ドーパミン
ドーパミンは、やる気や幸福感、運動や学習、感情、意欲、ホルモンの調節など多くの生命活動に関与しています。
セロトニン
セロトニンは、精神の安定や安心感や平常心、頭の回転をよくして直観力を上げるなど、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。
アセチルコリン
アセチルコリンは、骨格筋や心筋、内臓筋の筋繊維のアセチルコリンの受容体に働き、収縮を促進し、自律神経の内、副交感神経を刺激し、脈拍を遅くし、唾液の産生を促す活性があります。
簡単に言えば、イライラなどの気持ちを抑えてくれます。
そしてこれらのホルモンの影響により自律神経のバランスが整うようになるのです。
A10神経が刺激される
A10神経
A10神経は脳幹の神経核から始まり、視床下部、大脳辺縁系を通り、大脳新皮質の前頭連合野、側頭葉へ達します。
そしてA10神経は、感情の源である情動、つまり喜怒哀楽を支配しています。
また、ドーパミンの分泌を司ることからドーパミン神経系ともいわれています。
クラシック音楽はこのA10神経を刺激するとされ、それによりドーパミンが分泌されて気分が高揚し、やる気を出すことができるのです。
音楽の実験
ノルウェーのベルゲン大学が行なった音楽の実験をご紹介したいと思います。
62人の実験参加者を集めて、壮大でヒロイックな曲や悲しい音楽などの曲を用意して、実験の参加者62人に聴いてもらい、実験参加者の気分や、マインドワンダリングレベル(現在行っている課題や外界の境界から注意がそれて、自己生成的な思考を行う現象)、心拍数などを調べて、メンタルがどのように変化しているのかを調べました。
壮大な曲の効果
この実験の結果、聴くだけでポジティブになって、行動力が上がり意欲的になる曲がありました。
どのような曲かと言いますと、「壮大な曲」です。
なので皆さんが「今日はなんかやる気が出ない」「今日は仕事を頑張りたい」と思った時には、壮大でヒロイックな曲を聴くとモチベーションが上がる可能性がありますので聴いてみるといいでしょう。
悲しい曲の効果
悲しい曲を聴いてリラックスできる可能性もあるのですが、より憂鬱になってしまう可能性もありますので、リラックスしたい時には自分自身が「この曲は悲しい曲だけど憂鬱にならずリラックスできる」と感じる曲を選んで聴くといいでしょう。
一方で、「悲しいけれど綺麗な曲」というのは、悲しみを感じている人の気分を改善する働きがあるのです。
なので悲しい気分になった時には悲しいけれど綺麗な曲を聴くといいでしょう。
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