適度な運動ってどれくらいなのだろう?
健康を保つためにも適度な運動をした方がいいというのは多くの人がわかっていることだと思います。
ですが、「適度な運動」というのは、どれくらいのレベルの運動なのか分かる人は少ないのではないでしょうか?
そんな疑問の、週にどのくらいの運動を行うのが「適度」なのかを調べた研究がありますので、そちらをご紹介したいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
適度な運動量について
一般的に健康を保つためには週150分の運動が必要と言われていますが
- 最低限どのくらいの運動量が必要か
- 理想はどのくらいか
- どれぐらいの運動が体にとって有害になるのか
- より有効な運動の種類は何か
など、不明点は多くありました。
しかし、アメリカ国立がん研究所とハーバード大学の研究チームが中年を中心とする66万1000人のデータをもとに研究を行ったところ、上記の疑問の答えが導き出されたのです。
研究者らはまず、66万1000人のデータを各人の1週間あたりの運動時間で階層化し、まったく運動を行わない人から、現在推奨されている運動量の10倍以上の運動を行っている人までに分けました。
なお、「現在推奨されている運動量の10倍以上の運動」とは1週間に25時間以上の運動を行っているということです。
週に150分の運動をするグループに属する人々は健康な体で比較的長生きできたそうです。
つまり、「運動のしすぎが健康に悪い」という結果にはならなかったものの、ある一定量を超えると運動の効果はゆるやかに下がり始め、最終的に推奨量と変わらないところまでくるわけです。
激しい運動と運動量
別の研究では、20万人のオーストラリア人の健康調査データが調べられたところ、どのくらいの激しい運動と運動量が適切かが判明しました。
つまり「激しい運動が死亡率を上げる」という結果は出なかったのです。
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