ニキビはなぜできるのだろう?
皆さんは肌荒れで悩んだ事はないでしょうか?
ニキビってなかなか治らなかったり、治ってもすぐに新しいのができたりと非常に厄介ですよね。
ニキビができてしまう原因はもちろん様々あり、清潔にしていない・体質・食事など色々あります。
体質が原因でニキビができてしまっている場合、清潔にしていても、ニキビができにくい人からすると「清潔にしていないからだ」というように思われてしまいますよね。
なかなか厄介なニキビですが、治す方法について色々な研究を参考にご紹介していきたいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
結論
長くなってしまいますので結果だけを知りたいという方のために先に全ての結論をご紹介します。
ストレスホルモン
まずはニキビの正体ですが、ストレスホルモンが原因で、以下のループが原因でなかなか肌荒れが治らないのです。
ニキビの原因になる食べ物
次にニキビの原因になる食べ物はこちらです。
美肌になる食べ物
美肌になる食べ物はこちらです。
妄想で美肌効果
女性限定なのですが、見るだけ、または妄想だけで肌が綺麗になる方法は
なぜなら、女性はイケメンを見る・妄想すると野菜が食べたくなり、野菜を食べることにより体内の炎症を減らしてくれるからです。
ではそれぞれについて詳しくご紹介していきたいと思います。
ニキビの正体について
まずはニキビの正体についてご紹介したいと思います。
これは大人のニキビについての話になります。
実は、最新の科学によりますと、「ニキビは肌の病気ではないのではないか?」と言われています。
子供のニキビは別ですので、学生の方は知識として覚えておく程度に読んでいただけると良いでしょう。
実は大人のニキビは、「心の病気なのではないか?」という研究が進んでいますので、まずはこの研究についてご紹介させていただきます。
心理皮膚病学と言い、メンタルのせい、所謂ストレスのせいで肌が荒れると言いますが、このようなメンタルと皮膚の関係について調べた研究です。
もちろん子供も菌のせいで肌荒れが起きるという事は少ないのですが、大人になってからだともっと少なくなるのです。
ですので一般的なニキビ治療というのが効かなかったりするのです。
このような場合考えられる原因は以下の通りです。
ですので、ここを改善しないといつまで経っても肌荒れは治らないのです。
このことから、肌とメンタルには密接な関係があるのではないのかという事がわかるのです。
メンタルが病んできたり、ストレスが増えすぎたことによってニキビが出る可能性があるので、ニキビができたらメンタルに問題があるのか、食事に注意した方がいいのです。
なぜメンタルが病んでくるとニキビが増えるのですか?
ストレスホルモンが原因です。
ストレスがたまるとなぜ肌荒れが起きるのかと言いますと、ストレスホルモンであるコルチゾールというものがあるのですが、このコルチゾールはストレスを感じることによってたくさん出てしまうのです。
このコルチゾールが出過ぎてしまいますと、血管を傷つけて痛めつけてしまうのです。
そのほかにも原因があり、ストレスを感じると免疫システムを司っているマスト細胞が活性化するのです。
このマスト細胞が炎症を引き起こしてしまって、ニキビの原因になってしまうのです。
1番よくないのは、コルチゾールやマスト細胞にしろ、ニキビができてしまうとそのニキビに対してストレスが溜まってコルチゾールが出て、マスト細胞が炎症を引き起こして、また肌荒れが起きてしまう事です。
つまり、以下のような負のループになってしまうのです。
ですので、大人のニキビというのはスキンケアをどんなに頑張っても治らなかったりするのです。
これが大人ニキビの正体になります。
ニキビの原因になる食べ物
ニキビの原因になる食べ物について、第28回ヨーロッパ皮膚科性病科学会議で出た研究になります。
合計で6カ国ぐらいの国から6700人の男女を集めて、ニキビの発生率と、参加者がどのような食生活を送っているのかということを調べ、ニキビの原因になっている食べ物について調べた研究になります。
ニキビがひどい人と、ニキビがそんなにない人の食生活を比べたときに、ニキビがひどい人たちの方がよりたくさん食べている食べ物が見つかったのです。
例
- スナック菓子
- 甘味類
- 砂糖が多めのチョコレート
- 焼き菓子
- 乳製品
- 果糖飲料(砂糖が入っている飲み物)
この研究を行った研究チームのコメントによりますと、ニキビというのは多くの人が皮膚科に通う原因になる衝動の一つで、患者さんがニキビの治療を行った時にどのような反応が出るのかというのは、内的な要因と外的な要因の両方が影響しているということを言っています。
研究チームはエクスポゾームというものを原因の一つとして挙げているのですが、このエクスポゾームというのは、産まれてから今までに経験してきた全てのことで、環境・食事・友人関係なども原因の一つではないのか?というわけです。
この研究から、ニキビを治したいのであれば、特にお菓子と乳製品を控えるといいでしょう。
美肌になる食べ物
続きまして、美肌になる上に痩せる食べ物に関してご紹介していきます。
もしかしたら皆さんもよく食べるかもしれないような食べ物です。
今回紹介するものは、体内の炎症を抑えてくれ、メンタルの状態が良くなるかもしれないという食べ物がありますのでそちらを紹介します。
発酵食品とは?
- 味噌
- 納豆
- ヨーグルト
- チーズ
- キムチ など
「チーズとかって乳製品だからよくないのでは?」と思うかもしれませんが、発酵した物なので大丈夫です。
実は発酵食品はメンタルが落ち着いたり、体にもいい影響があったのではないかということを昔から言われていたのですが、この疑問について調べたのが、皆さん聞いた事があるであろうハーバード大学です。
そもそも発酵食品の効果は色々とあるのですが簡単に説明しますと、リーキーガットが防がれるのです。
リーキーガットとは?
腸の内側にいろいろな菌から守ってくれるようなバリアのようなものがはってあるのですが、このバリアが破れることをリーキーガットと言います。
このリーキーガットが起きますと、腸内にある悪い菌が血液の中に入ってきてしまうのです。
最近の研究では、発酵食品はメンタルにも効き、肌にも効き、ダイエットにもなるということが分かってきているのです。
じゃあ納豆をご飯の上にかけてよく食べるようにしようという風に思うかもしれませんが、腸内細菌はバランスが大事なので、いろいろなものを混ぜて食べた方がいいのです。
納豆だけを食べるのではなく、キムチやチーズ、漬物などを満遍なく食べるのがいいのです。
ほかにも発酵食品を食べることによってどのような変化が起きるのかと言いますと、抗酸化作用や、抗炎症機能という老化や炎症を防ぐ機能が高くなるのです。
本題の肌が綺麗になるという点ですが、先ほど紹介したリーキーガットが防がれるという事が大きな原因で、腸内環境が悪くなってリーキーガットが起きるのですが肌というのは、リーキーガットや身体の中の炎症とかのバロメーターが肌なのです。
ですので肌の上から化粧水などを塗ったりとかしても、原因は肌ではなく腸にあるのであまり意味がないのです。
この研究から、ニキビがなかなか治らないという方は、腸内環境を整えてあげるために発酵食品を食べるといいでしょう。
痩せるという点に起きましては、本題ではないので省かせていただきます。
見るだけ(妄想可)で肌が綺麗になる方法
続きまして、肌が綺麗になる妄想についてご紹介していきたいと思います。
正確に言いますと、女性の方はとある妄想をすることによって野菜が食べたくなるのです。
この野菜を食べることによって、肌が綺麗になったり、体内の炎症を減らして老化を止める事ができるのです。
これは、残念ながら男性は使えないのです。
イケメンを見た女性は野菜が食べたくなり、美女を見た男性は肉を食べたくなるという研究がありますのでそちらの方を紹介したいと思います。
ですので女性が肌を綺麗にしたいのであれば、イケメンの写真を見る、またはイケメンそのものを見る、イケメンとのデートを妄想するといいのです。
本当に肌で悩んでいるなら妄想や写真を見なくても野菜を自主的に食べればいいだけなので、あまり使う機会は少ない方法になりますが、野菜を食べたいと思わない時はイケメンの写真を見るか、イケメンとデートをしている妄想をするといいでしょう。
抗生物質で細菌を殺さなくても肌はきれいになる
ニキビは、米国では毎年4,000万人から5,000万人が罹患する、最も一般的な皮膚科疾患の一つです。
ニキビは思春期の厄介な症状として知られており、若者の約85%が罹患していますが、大人になってからもニキビが続く(あるいはでき始める)ことがあり、精神的・肉体的な苦痛をもたらし、時には後遺症が残ることもあります。
ニキビのある人の多くは、いずれ治療のために抗生物質を処方されることになります。
実際、米国ではニキビ治療のために、毎年約500万件の経口抗生物質の処方箋が書かれています。
皮膚科医は医師全体の1%ですが、抗生物質の処方箋の5%を担当しています。
米国では、ニキビ治療のための抗生物質の服用は3ヶ月以内にすべきと推奨されていますが、とある研究によると、患者が経口抗生物質を処方される期間の平均は、実際には300日以上であることがわかりました。
抗生物質は、ニキビの治療に本当に必要な量よりも高い量が処方されることがあります。
抗生物質はニキビの原因となるバクテリアを殺すことができますが、肌をきれいにする最大の効果をもたらすのは、抗菌作用ではなく抗炎症作用なのです。
その結果、ニキビに関連する細菌が一般的な抗生物質に対して耐性を持つようになってきています。
また、このような使い過ぎは、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌のようなより有害な細菌の耐性を高める原因にもなっています。
そもそもニキビとは?
ニキビは、慢性的な炎症を伴う皮膚疾患で、黒ずみや白髪(コメドと呼ばれる)、吹き出物、より深いしこり(嚢胞や結節)が特徴です。
かつて、ニキビは皮脂腺の過剰な働きによるものと考えられていましたが、現在では、炎症がニキビの原因であることがわかっています。
実際、この炎症はニキビができる前から皮膚に見られます。
また、毛根が詰まっていると、さらに炎症が促されます。
このニキビの原因となる炎症を刺激する要因のひとつに、「プロピオニバクテリウム・アクネス」という名前のついた細菌があります。
例
例えば、白い穀物(パン、米、パスタ)や甘いものなど、グリセミック負荷の高い食品は、油の生産量や皮膚細胞のターンオーバーを増加させるため、ニキビとの関連性が指摘されています。
これにより、毛穴や毛包が滞り、炎症を起こすニキビ菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
炎症を治すことでニキビの発生を防ぐことができます。
抗生物質の強力な抗炎症作用は、細菌を殺す効果以上にニキビの治療に役立ちます。
例
例えば、ドキシサイクリンやミノサイクリンなどのテトラサイクリン系の抗生物質は、炎症を引き起こすシグナル分子の産生を抑制することができます。
また、マトリックスメタロプロテアーゼと呼ばれる分解酵素の過剰な働きを抑制します。
通常、マトリックスメタロプロテアーゼは、皮膚の健康を維持するために、古い構造や死にかけている構造を分解して、新しい構造を構築します。
しかし、これらの酵素が過剰に働くと、毛髪や油腺のユニット、さらには皮膚の周囲の支持構造にダメージを与えてしまいます。
そうなると、これらの酵素は、大きくて怒ったような赤い嚢胞状のニキビ病変の形成に貢献し、また、凹んだ傷跡の形成にも貢献することになるのです。
このような理由から、抗生物質はニキビだけでなく、酒さ、カミソリ負け、瘢痕性脱毛などの皮膚疾患の治療にも使用されています。
ニキビ治療の未来
今後のニキビ治療の方向性としては、アクネ菌を死滅させることができ、かつ耐性菌が発生しない薬剤の利用が考えられます。
例えば、物理的にアクネ菌を破壊することができるアミノ酸の小さなひもである合成抗菌ペプチドを使った研究があります。
この治療法は、ニキビの他の原因を治療する他の治療法と組み合わせて使用されるでしょう。
さらに期待されるのは、最も重要で強力な生体分子の1つである一酸化窒素を使用することです。
一酸化窒素は、アクネ菌や他のバクテリアが耐性を獲得するリスクなしにアクネ菌を殺すことができ、悪質なニキビの形成に関与する複数の炎症要素を抑制することができます。
一酸化窒素は非常に不安定であるため、これまでは配送に限界がありました。
しかし、ナノテクノロジーを利用すれば、一酸化窒素をニキビ治療に届けることができるかもしれません。
とりあえず、ニキビのために抗生物質を処方された場合は、どのくらいの期間飲む必要があるのか、用量は適切なのかを医師に聞いてみましょう。
そして、ニキビをつぶさないようにしましょう。
おすすめの本
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