天気が悪い日は頭が痛くなってしまうな
皆さんは雨などの天気が良くない日に頭痛や吐き気がしたことのある経験はないでしょうか?
実際に天気の変化に伴って体が反応するという人は多く、そうした人は天候が悪くなると頭痛になったり関節が痛くなったりすることがあります。
そんな天候が悪くなると頭痛がするメカニズムについて、ご紹介したいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
天候と頭痛の関係
このように、頭痛と天候に関係性があることが示唆しれていますが、多くの人々が天候の悪化に伴って頭痛を経験する理由について、複数のメカニズムがあります。
副鼻腔に関連する頭痛
副鼻腔とは?
副鼻腔とは、鼻周辺の顔面の骨にある空洞のことであり
- 上顎洞
- 篩骨洞
- 前頭洞
- 蝶形骨洞
この4種の空洞が、左右に1組ずつ存在しています。
それぞれの空洞は空気で満たされているため、気圧の変化によって耳が詰まったりするのと同様に、副鼻腔内の気圧と外部の気圧に差が生じると炎症や痛みが発生することがあるのです。
痛みが発生する箇所はどこですか?
痛みが発生する箇所は
- 額
- 目の間
- 頬
- 頭部
など、場合によってさまざまであり、どの副鼻腔が最も気圧の影響を受けているのかによって左右されます。
これにより、副鼻腔のうっ血や炎症、不快感などが引き起こされて頭痛につながる可能性があるのです。
血流に関連する頭痛
気圧の影響で頭痛が生じるもう1つのメカニズムとして、気圧の変化に伴って脳血管系の血流が変化することで頭痛が発生するというものがあります。
脳は人間にとって非常に重要な部分であるため、血管と脳組織を隔てる血液脳関門という機構によって、血液中に含まれる可能性がある病原体や毒素から脳組織を防御しています。
脳血管系には通常時よりも血管が広がりすぎると活性化する受容体が存在し、問題が発生した時に警告を発するシステムになっているのです。
天候による頭痛の対処法
当たり前ですが、悪化した天候を変えることはできません。
しかし、必ずしも頭痛の原因が天候のせいだとは限りません。
悪い姿勢のせいで長時間にわたり筋肉が収縮したことで血流不足が発生したり、ストレスでアドレナリンやコルチゾールの分泌量が増えて炎症が発生したりすることで脳の血管が広がり、頭痛が引き起こされる場合もあります。
さらに、セロトニンやドーパミンは脳に向かう痛みの信号を減らすことで天然の鎮痛剤として作用します。
セロトニンの分泌
天候が悪い時はセロトニンの分泌を活性化させるチョコレートを食べたり、友人と話をしたり、好きな映画を見たりしてホルモンバランスを保つことも、頭痛が日常生活に及ぼす悪影響を軽減します。
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