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【ダイエットや肌に関係】成長ホルモンの分泌を促進させる方法

女性

疲労を回復させたいし、ダイエットをしているから成長ホルモンを分泌させたいな。

成長ホルモンを分泌させたいと思ったことのある人は多いのではないでしょうか?

成長ホルモンというのは非常に重要なホルモンで、身長を伸ばすためには成長ホルモンが欠かせないというイメージが強いと思います。

そんな成長ホルモンですが、子供の頃の成長以外にも重要な働きをしているのです。

成長ホルモンは基本的に寝ている間に分泌されるホルモンなのですが、質の高い睡眠をできていないと成長ホルモンというのは分泌されにくくなってしまいます。

注意

睡眠が浅くて成長ホルモンが分泌されなかった結果、体内の脂肪が燃えにくくなってしまい肥満につながってしまったり、行動力が低下したりしてしまいます。

ポイント

なので、成長ホルモンを分泌させるには「質の高い睡眠」が重要になってくるのです。

ですので今回は、成長ホルモンを分泌させる方法についてご紹介していきたいと思います。

この記事でわかること

  • 成長ホルモンの効果について
  • 成長ホルモンを分泌させる方法について

この記事を読むべき人

  • 成長ホルモンを分泌させたい人
  • 睡眠の質を上げたい人
  • 痩せたい人
  • 体力を回復させたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

成長ホルモンの効果

成長ホルモンが重要なホルモンということはなんとなくわかるけれど、どのような効果を持っているのかがよくわからないと感じている人もいると思いますので、成長ホルモンの効果についてご紹介していきたいと思います。

成長ホルモンの効果についてよく理解しておけば、より成長ホルモンを分泌させたくなるでしょう。

脂肪の分解

上記で少しだけ説明しましたが、成長ホルモンは脂肪の分解に関わっています。

もちろん脂肪の分解には日々の運動も関係するのですが、それだけでは脂肪分解の効果は低いです。

ダイエットをしても痩せない理由

よくダイエットをしている人で、運動をしているけれどなかなか痩せないという人がいますが、このような人は、成長ホルモンの分泌量が少ないので、脂肪が燃えにくくなってしまい、運動をしてもなかなか痩せないのです。

成長ホルモンは、体組織の修復・維持をする際に、体脂肪を分解して血中に放出します。

そして分解されて血中に放出された脂肪は遊離脂肪酸と言われ、エネルギー源として利用されます。

ポイント

なので成長ホルモンが分泌されている状態での運動は脂肪燃焼の効果を高めてくれて、反対に成長ホルモンが分泌されていない状態での運動は脂肪燃焼の効果が低くなってしまうのです。

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疲労・怪我の回復

筋トレをしている人ならよくわかると思いますが、激しい運動や筋トレをして筋肉を傷つけた後に筋肉が修復されていくと筋肉が大きくなりますが、これも成長ホルモンの働きによるものです。

成長ホルモンの働き

成長ホルモンには、疲労・破損した体組織を修復・再生する働きがあり、筋肉の疲労や、身体に怪我を負った場合、成長ホルモンがその細胞や体組織に働いて、回復させるのです。

なので怪我をした時や、筋トレをして筋肉を大きくさせたい時には、成長ホルモンの分泌は欠かせないということです。

美肌効果

成長ホルモンは筋肉などの組織の修復・再生をする働きがあると説明しましたが、もちろん肌の再生もしてくれます。

成長ホルモンと肌の関係

成長ホルモンは、睡眠中に肌の新陳代謝を活発化させたり、血行を良くして肌の老廃物を取り除いたりしてくれます。

なので美肌やシワやシミの防止のためにも成長ホルモンの分泌は欠かせないのです。

髪の毛の発育

髪の毛も成長ホルモンによって再生されます。

身体の各組織のうち、生命を維持する上で、より重要な役割を担っているのは、脳や内臓組織です。

なので、一般的には重要な組織ほど、成長ホルモンによって修復・再生されやすい箇所であり、髪の毛や肌、爪などは後回しになりやすい部位になります。

ポイント

つまり、成長ホルモンが分泌されないと、髪の毛や肌、爪の再生はなかなかされずに影響を受けてしまうのです。

女性

抜け毛とも関係ありますか?

抜け毛がひどいという人は、もしかすると成長ホルモンの分泌が少ないのが原因なのかもしれません。

博士

身長を伸ばす

博士

「成長ホルモン」と聞いて真っ先に思い浮かぶ効果はなんでしょうか?

身長が伸びることです。

女性

成長ホルモンが分泌されるピークは思春期とされていて、思春期が終わると成長ホルモンの分泌量が減り始めます

以降は身長を伸ばす作用はなくなり、健康維持への作用が主な役割へと変化していきます。

なので思春期の頃の成長ホルモンを分泌させるための質の良い睡眠というのは、身長を伸ばすためには必要不可欠なものだったのです。

成長ホルモンを分泌させる方法

成長ホルモンの効果がわかったところで、どれだけ成長ホルモンは重要なのかがわかったと思います。

ですのでここからは、成長ホルモンを分泌させる方法についてご紹介していきたいと思います。

血糖値を下げる

血糖値が高いと睡眠は浅くなってしまいます。

ポイント

なので血糖値の上昇を抑えるためにも、寝る前に血糖値を上昇させてしまう食べ物を食べないことが重要になります。

寝る前の食事の影響

寝る前に食べ物を食べてしまいますと、食べ物を消化する方向に血液が回るので眠くなりますが、これと睡眠の質は相反するものです。

寝る前に食事をしてしまうと深い眠りに入るため重要な最初の3時間で体が十分に休まらない状態になってしまうのです。

なので、寝る直前に食事をしている人は睡眠の質が悪くなりがちなのです。

女性

寝る前に夜ご飯を食べる場合はどうすれば良いでしょうか?

寝る前に夜ご飯を食べる人の場合、寝る2時間〜3時間前に食事を終える改善した方がいいでしょう。

博士

ちなみに、血糖値を下げる効果が期待されている食品は、以下のものがあります。

血糖値を下げる食品

  • ハイカカオチョコレート
  • ヨーグルト
  • いり大豆
  • アロエ
  • コーヒー
  • 牛乳
  • 緑茶 など

もちろん他にもたくさんあります。

なので余裕のある人は夜ご飯に血糖値を下げる食品を食べるといいでしょう。

体温を上げておく

布団に入ってから体温が上手に下がっていくことにより、体温が落ちていく過程で眠くなるのです。

ポイント

なので、 お風呂に入って体をしっかり温めておくことが体温を上げるために重要なのです。

布団に入る際には、指の先や足の先などは少し布団から出るぐらいにした方が効果的です。

指先を出した方がいい理由

指の先や足の先は寝る前になると暖かくなるのですが、これは体の内側の体温を下げるために毛細血管が開いて血液を一生懸命送り体の末端が暖かくなっているからです。

指の先や脚の先などが体の温まった体温を放熱する役割を担っているわけです。

お風呂に入るタイミング

風呂で温まってからすぐに布団に入ってしまうと、布団で体温が保温されて放熱されませんので睡眠の質が下がってしまいますので、体が温まった体温が下がっていくタイミングに合わせつ布団に入るのがベストです。

とはいえ、体温が下がっていくタイミングなんてわからないと思いますので、お風呂に入ってからだいたい30分〜60分ぐらい経ってから布団に入るといいでしょう。

メラトニンの分泌

実は、寝つきの良さに関しては、メラトニンの分泌量にかなり左右される面が大きいということが分かっています。

普通に生活していてもメラトニンは体内でつくられます。

そして、そのメラトニンが一定量を超えるとどんどん眠くなりますので、このメラトニンをちゃんと体内でつくることができている人は睡眠の質も高くなります。

女性

どうやったらメラトニンを分泌させられるのですか?

メラトニンを分泌させる方法としましては、運動や太陽の光によって分泌されます。

博士

普段から太陽の下で運動している人はメラトニンが分泌されていますが、あまり太陽の光を浴びずに運動もしない人はメラトニンが分泌されにくく、寝つきが悪くなってしまいます

運動がどうしても嫌な人は、メラトニンが含まれている食事や、サプリメントを摂取するといいでしょう。

おすすめの本

「成長ホルモン」についてもっと知りたい人は、こちらもおすすめです。

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