人生成功したいけれど、どうしたらいいのかわからない・・・
人生を成功させたいけれどどのような能力が必要なのかということがわからないという人は多いのではないでしょうか?
ですので今回は、成功に必要な能力の「感情安定力」についてご紹介していきたいと思います。
感情が安定している人というのは仕事などのやりがいが増したり、集中力が上がったり、稼ぎが良くなるということがわかっているのです。
ですので人生を成功させたいと思う人は、是非今回ご紹介する感情安定力を身につけるようにしましょう。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
なぜ感情の安定が大切なのか
感情に関しまして、イギリスのロンドン大学が行った研究で、52歳以上の男女8119人を対象にし、どのような暮らしをするのかを11年間にわたって分析した調査によりますと、感情が安定させる能力が高い人は感情が安定していない人ほど、以下のような傾向が見られました。
このことから、感情を安定させることは人生を前に進めるためには非常に重要な要素になてくるということがわかると思います。
感情の安定について
感情の安定といいますと、「いつもテンションが高くてポジティブな考えをしている」というように考える人もいらっしゃると思いますが、感情というのは上がりすぎても、落ち込みすぎてもダメなのです。
テンションが上がりすぎて、やるべき作業が進まなくなってしまったり、落ち込みすぎて作業が進まなくなってしまうという経験がある人は、よく理解できると思います。
なので程よいところで感情を保つ能力が重要になってくるのです。
感情を安定させるべき理由
なぜ感情が程よいところで安定していないといけないのかと言いますと、テンションが上がりすぎた場合ですと楽観的になりすぎてしまって将来のことをきちんと考えなくなってしまうのです。
反対に落ち込んでしまいますと、行動しなくなってしまうので、感情というのは一定のところで安定させないといけないのです。
メンタルの安定性
ですので、何をやるにしても「うまくいかない」「やる気が出ない」と感じる人は、やっていることが悪いのではなく、メンタルが弱いことによる感情の不安定さが問題なのです。
なので、何をやるにしてもやる気が出ないという人は、自分のメンタルを鍛えるということから始めるといいでしょう。
メンタルが弱いと集中力が低下する
2016年にアメリカのカルフォルニア大学の研究チームが行なった研究で、40人の男女を集めて神経症的傾向がどれぐらいあるのか、仕事にどれぐらい集中できているのかという2点を調べ、被験者の仕事ぶりを2週間にわたって調査を行いました。
ですこで、メンタルが弱くて感情が安定していない人というのは、生産性が大きく下がってしまうということがこの研究でも指摘されているわけです。
感情が不安定な人は、自分の感情が不安定だから集中できていないように見えますが、実際は、外部の刺激に弱くなってしまっていることが原因なのです。
メンタルの弱さと年収
メンタルが弱いと稼げなくなってしまうということを指摘している研究がありますので、ご紹介したいと思います。
2013年にアメリカのイェール大学が行った研究で、人間の性格と賃金の相関関係を調べました。
つまり簡単にいいますと、メンタルが弱い人というのは、いい仕事に就くことができなくて年収が下がってしまう可能性が高いので、メンタルが弱い人は瞑想などを行なってメンタルを強くしていかなければいけないということです。
自分の感情のブレやすさを知る
自分の感情が繊細だということを理解していないと、何かひどいことがあったときに対処ができなくなってしまいます。
なのでまずは、自分の感情がどれぐらいブレやすいのかということを、客観的にチェックする必要がありますので、ERQというテストをご紹介したいと思います。
このERQのテストを行うと、自分の「感情抑制能力」と、嫌なことがあっても自分に都合よく解釈する「リアプレイザル」という能力を測ることができます。
リアプレイザルとは?
リアプレイザルについてピンとこない人もいらっしゃると思いますので簡単に説明しますと、道を歩いていたらいきなり知らないおじさんにぶつかられたとします。
そして、相手からぶつかってきたのにも関わらず、キレられたとします。
おそらくこのような状況になりますと皆さんイラっとすると思います。
そしてそのことを引きずってしまって「あいつなんだよ」と時間が経っても考えてしまうことがあると思います。
このようなことを乗り越える能力がリアプレイザルです。
ERQテスト
ERQのテストについてご紹介していきたいと思います。
これから出します質問に対して、1~7で当てはまるものを選んでください。
ポイント
- 当てはまらない
- ほとんど当てはまらない
- さほど当てはまらない
- どちらとも言えない
- まあまあ当てはまる
- 当てはまる
- 非常に当てはまる
質問
- 私は、自分が置かれている状況についての考え方を変えることで、感情をコントロールする
- 私は否定的な感情をあまり感じたくないときは、考えていることを変える
- 私はもっと肯定的な感情を感じたいときは、考えていることを変える
- 私は否定的な感情を感じたくないときは、その状況についての考え方を変える
- ストレスを感じる状況では、考え方を変えて落ち着いていられるようにする
- 私はもっと肯定的な感情を感じたときは、考えていることを変える
- ストレスを感じる状況では、考え方を変えて落ち着いていられるようにする
- 私は自分の感情を表には出さない
- 私は、もっと肯定的な感情を感じたいときは、その状況についての考え方を変える
- 否定的な感情を感じたときは,その感情を決して表に出さないようにする
採点が終わったら、以下の質問の答えを足して平均点を出します。
▶︎リアプレイザルに関わる項目 1、2、4、5、7、9
▶︎感情抑制に関わる項目 3、6、8、10
541人の日本人を対象にした調査では、各項目の平均点は以下のようになっています。
リアプレイザル項目=4.50
感情抑制項目=3.87
リアプレイザルの項目が4.50点以上だと、物事を都合よく解釈する能力が高いので良いです。
感情抑制項目が3.87点よりも高かった場合、自分の感情を抑えすぎな可能性がありますので注意したほうがいいでしょう。
感情制御ワークシート
感情制御ワークシートの主な目的は、感情を6つの異なる視点から分析し、感情をコントロール可能な状態にすることです。
では、具体的にどうやるのかをご紹介していきたいと思います。
まず、自分の心の中に強烈な感情が湧き上がってきたらこれからご紹介する6つの質問に答えてみてください。
- 感情の原因
- 自分の解釈に関する質問
- 感情採点の質問
- 周囲の行動への影響
- 自分の行動への影響
- 感情の判断への影響
具体的にどうやるのかと言いますと、
- その状況が起きる原因を考える
- あなたはその状況をどのように解釈するのか
- 今のあなたの感情は100点満点中何点なのか
- あなたの感情によって周りにどのような影響を与えるのか
- あなたの感情は自分の行動にどのような影響を与えるのか
- あなたが今抱いている感情はあなたの判断にどのような影響を与えるのか
この6つの質問の効果について
前半の3つの質問は「心を安定させる質問」
後半の3つの質問は「自分の判断を鈍らないようにする質問」です。
この6つの質問に答えるだけで、自分の感情を客観視できるわけです。
今回ご紹介しましたERQテストと、感情制御ワークシートをやっていただくと、自分の感情をかなり安定させることができますので、自分の感情を安定させたい人はぜひ試してみてください。
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