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【仕事や人が怖い】自信がない人が自信を持つ方法

男性

自信をつけたいけれど、どのような自信をつければいいのか分からない

自信がない人なら一度は「自信があったらよかったのに」と思ったことがあるのではないでしょうか?

よく「自信を持て」というように言われたりしますが、自身というのは2つのタイプというのがあります。

簡単に言えば、「持っていて良い自信」と「持っていると良くない自信」の2つです。

なので皆さんが「自信をつけたい」と思って行動しても、悪い自信をつけてしまいますと逆効果になってしまいますので、今回は、2つのタイプの自身についてご紹介していきたいと思います。

この記事でわかること

  • 自信について

この記事を読むべき人

  • 自信をつけたい人
  • 正しい自信について知りたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

なくていい自信はある

アメリカのジョージア大学などが行った「自信」に関する研究がありますのでご紹介したいと思います。

たびたび「自尊心」という言葉が出てくると思いますが、「自信」と同じ意味と考えていただければ結構です。

研究内容

研究チームは、実験参加者の100人の男女を集めて、「ローゼンバーグの自尊感情尺度」というものを用いて、実験参加者全員の自尊心のレベルをチェックしました。

そして全員の自尊心のレベルをチェックした上で、その人の人生に対する幸福感や、自分の生活や仕事に対する満足度などをチェックして、本当にいい自尊心と悪い自尊心の違いというものはどのようなものなのかを調べたのがこの研究になります。

ローゼンバーグの自尊感情尺度

おそらく多くの方がこの「ローゼンバーグの自尊感情尺度」について知らないと思いますので、ご紹介したいと思います。

自己肯定感について研究している第一人者のローゼンバーグ氏が1965年に発表したものが「ローゼンバーグの自尊感情尺度」で、4段階評価で自己肯定感を図れるチェックリストになっており、チェックリストの合計点数が高いほど自己肯定感が高いことを表していますので、皆さんもやってみるといいでしょう。

チェックリスト

  • 私はすべての点で自分に満足している
  • 私はときどき、自分がてんでだめだと思う
  • 私は自分にはいくつか見どころがあると思っている
  • 私はたいていの人がやれる程度には物事ができる
  • 私にはあまり得意に思うところがない
  • 私は時々たしかに自分が役立たずだと感じる
  • 私は少なくとも自分が他人と同じレベルに立つだけの価値がある人だと思う
  • もう少し自分を尊敬できたらばと思う
  • どんなときでも例外なく自分も失敗者だと思いがちだ
  • 私は自身に対して前向きの態度をとっている

4段階評価で点数をつけた結果、高ければ高いほど自己肯定感が強く、低ければ低いほど自己肯定感が低いという事になります。

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自信がない人が必要としているものに関してはこちら

【自信をつける方法】自分に自信がない人の特徴・原因について

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安定型・防御型の自信

この研究では、自信を安定型と防御型の2つに分けています。

研究結果

この研究の結果わかったことは、安定型の自信であれば問題ないのですが、防御型の自信を持っている人は、トラブルの時に弱くなってしまったり、よくないことが起こる可能性があるということです。

例えば、防御型の自信を持っている人は、普段は自信満々で周りの人を助けるような人です。

しかし、トラブルが起きてしまうとら自信がなくなってしまい、周りの人からは「この人は普段から自信があるから大丈夫」というように助けてもらいにくくなってしまったり、普段の自信満々な時とは違うので、批判されたりする可能性もあるのです。

では、安定型自信と防御型自身について説明していきたいと思います。

安定型自信

安定型自信とは?

安定型自信というのは、自分の欠点も含めて受け入れることができていて、自分という存在全体に対する自信です。

皆さんも何かしら自分の悪いところや、いいところがあると思います。

そんな自分の欠点も良いところも全て含めて自分に対して自信を持つのが、安定型自信のタイプなのです。

注意

よく自信を持っている人で、自分の良いところは人に見せて、自分の悪いところは隠そうとする人がいますが、このような人は安定型自信を持っている人ではありません。

いいところも見せつつ、悪いところも隠さずに人に見せることができる人は、安定型自信の人です。

また、安定型の自信を持っている人は、何かトラブルが起きても、周りを批判したり、自分の人間関係を壊すようなことをしません

防御型自信

防御型自信とは?

防御型自信というのは、安定型自信の反対で、自分の欠点を受け入れることができていないタイプの自信を持っている人です。

防御型自信を持っている人は、普段は自信満々なのですが、何かトラブルが起きた時には自信がなくなり、弱くなってしまいます。

つまり、防御型自信を持っている人は、いざ自分が自身を発揮するべき時に問題が起こってしまいます。

本来人が自信を持たなければいけない時は、未知のことに挑戦したりするときです。

なのでいつも当たり前のようにしていることに対して自信を持っても何の意味もありません。

防御型自信

普通は多くの人が怖くて出来ないことや、自分の人生や未来にプラスになることに対して自信を持っているからこそ前に進むことができるのにもかかわらず、防御型自信の人は、このような自信が必要な時に自信がなくなってしまうのです。

防御型の自信を持っている人は、何かしらの挑戦を目の前にしたり批判に晒された時に、そこから逃げることや自分を守ることを優先してしまい、その結果、周りの人を責めたり逃げたりするので、いざという時に役に立たなかったり、周りから批判されたりするようになるのです。

なので防御型の自信というのは持っていない方がいいのです。

防御型の自信を持っている場合

もしあなたが防御型の自信を持っていると自覚できているなら、すぐに改善する努力をしたほうがいいでしょう。

防御型の自信を持っている人がやらなければいけない大切なことは、自分の弱いところも含めて受け入れることです。

ですので自分の弱さを受け入れる方法についてご紹介します。

完璧を求めない

完璧主義はいいことだと考える人も少なくないと思います。

そんな完璧主義のメリットはこのようなものがあります。

  • 責任感が強い
  • 最後まで手を抜かない
  • 信頼を裏切らない

反対にデメリットはこのようなものです。

  • 他人に厳しく批判的
  • 柔軟性がない
  • 視野が狭い

メリットもデメリットも他にもありますが、一例を挙げるとこのようなものです。

完璧主義にはメリットよりもデメリットの方が多いので、完璧主義をやめれるならやめたほうがいいのです。

完璧主義をやめるメリット

完璧主義をやめることによってプレッシャーから解放されて、伸び伸びと行動できるようになったり、自分に寛容になれるので他人にも寛容になれるようになり、周囲の人間関係でのストレスが減ったり、人間関係が良くなったりするのです。

完璧主義をやめることによる何よりものメリットは、「何かをしなければいけない」という義務感から解放されるので、幸福度が大幅に高まるのです。

もしあなたが「幸せを感じない」「常に何かに追い詰められている感じがする」「人間関係でストレスが溜まる」などの悩みがある理由は完璧主義が原因かもしれませんので、心当たりがある人や、防御型の自信を持っている人は完璧を求めるのをやめるようにしましょう。

他人を非難しない

他人を批判してしまう理由

なぜ人は他人を非難してしまうのかと言いますと、多くの場合は自分の弱さを指摘される前に他人を先に非難して攻撃し、自分を守ろうとする防御本能が働くからです。

もちろん、他人を非難して自分を守ろうとする人は自分の弱さを受けいることができていません。

ポイント

なので、他人の弱い部分が見えた時にはそれを非難したり、自分と比べたりするのではなくて、相手の弱い部分を受け入れてあげたり、自分にも同じような弱さがあるということを考えて自分を見つめ直すことが重要です。

他人を受け入れることができれば自然と自分の弱さも受け入れられるようになるでしょう。

プライドを捨てる

自分の弱さを受け入れるためには、「完璧ではなくてはならない」というようなプライドを捨てるようにしましょう。

完璧主義な人は言い換えれば真面目な人ですので、「失敗してはいけない」「期待に応えなければいけない」というプレッシャーから本当の自分を隠して弱さを見せないようにしています。

なので本来の自分をさらけ出して、無駄なプライドを捨てるようにしましょう。

おすすめの本

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