コミュニケーション能力を高めるにはどうすれば良いだろう?
人間関係において、コミュニケーションが不可欠であることは、ほとんどの人が理解しています。
しかし、いざ実践となると、多くの人が建設的なコミュニケーションをとることができないのも事実です。
それは、善意だけではうまくいかないからです。
コミュニケーションは磨くべき一連のスキルであり、そのスキルは、感情が高ぶる恋愛関係においては、さらに練習が必要なのです。
人間関係におけるコミュニケーションの課題は、「内容に関わるもの」と「プロセスに関わるもの」の2つに分類されます。
内容に関するコミュニケーションの課題は、例えば、金銭面やベッドでの好みなど、話し合われたトピックに関するものです。
プロセスに関するコミュニケーションの問題は、対立を解決する方法や一緒に意思決定をする方法などに関するもので、ほとんどのカップルが問題に直面するところです。
よくあるコミュニケーションの落とし穴を避けるために、心理学者も認めるコミュニケーション能力を高める方法を5つご紹介します。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
表面的な話題から脱却する
夫婦が問題を話し合おうとするとき、あまりにも頻繁に表面的なレベルで話をします。
対立の中心にある怒りや不満の下を見れば、多くの場合、傷ついたり、恐れたりといった根本的な感情が見つかります。
ですから、自分自身に問いかけてみてください。
目の前の問題に対して、あなたは本当は何を感じていて、それがあなたにとって何をもたらしているのか?
コミュニケーションは2つのフェーズで考える
コミュニケーションを2つの段階に分けて考えることが大切です。
ここでブレインストーミングを行い、妥協し、問題を解決し、何が必要かを決定することができます。
ブレインストーミングとは?
参加者が自由に多くの意見を出し合うことによって、独創的なアイデアを引き出す集団思考方法
多くの男性は、問題を解決しようとするあまり、コミュニケーションの第2段階に早く入る傾向があるそうです。
よりよい会話のために、第1段階により多くの時間を費やすことを目指しましょう。
理解するために聞く
最も過小評価されているコミュニケーションスキルのひとつが、「きちんと聞く」能力です。
反射的リスニングとは、会話の中で相手が言ったことを自分の言葉で言い返すことですが、これはまさにそれを達成するための重要な練習方法です。
以下はその例です。
例
何週間も前に、その日は母に会いに行かなくちゃいけないと言ったのに、友達と予定を入れるなんて信じられないわ。
一人で行くのは悪いと思ってる。
数週間前にあなたのお母さんに会うことを話し合ったから、私の計画について怒っていると聞いた。
お母さんはその日に私たち2人に会うのを楽しみにしていたから、今になって動揺しているんだね。
相手が理解されたと感じたり(一般的にはさらに共有することにつながる)、相手が誤解を正す機会を提供するのです。
ほとんどのコミュニケーションは誤解に満ちています。
反射的リスニング
わかりやすくするための「反射的リスニング」は、カップルが同じ目線に立ち、口ごもるのをやめるのに役立ちます。
反射的リスニングのさらに重要な利点は、それが感情的な親密さにつながるということです。
理解されたと感じる主観的な経験は、感情的な親密さの重要な要素の1つであり、反射的リスニングはそのプロセスに役立ちます。
相手を確認する
相手が自分の意見に反対する立場を表明している場合はどうでしょうか。
例
例えば、恋人が「寂しい」と言った場合、「そんなことないよ、最近一緒にいる時間が長かったし、旅行にも行ったばかりだよ」と突っ込みたくなるかもしれません。
でも、「一緒に過ごしているから、寂しいと思っているのはわかるよ」と言うことで、相手の気持ちを確認でき、喧嘩にならずに質の高い会話ができるのです。
定期的な確認
コミュニケーション能力の向上は、問題が起きたときだけの優先事項ではなく、継続的な取り組みであるべきです。
緊張が高まる前に、定期的にお互いを確認し合うことに価値があります。
これは、1日に15分間、心に浮かんだ感情や懸念事項を話し合い、互いの話に耳を傾けるといった簡単なことでもよいのです。
コミュニケーション能力の向上には、どんなスキルもそうですが、試行錯誤が必要です。
上記のような習慣を念頭に置き、日々の会話の中で実践してみると、意外と関係が良くなるかもしれません。
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