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【コーヒーを飲むメリット】コーヒーにはダイエット効果があるのか?

女性

コーヒーはダイエット効果があるのかな?

コーヒーダイエットというものがあるように、コーヒーはダイエットをするのにもってこいの飲み物というイメージがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

ダイエットのためには、有酸素運動によって脂肪を酸化させ、効率良く燃焼することが非常に重要ですので、ただコーヒーを飲むだけではダイエット効果は得ることができません。

ですが、スペインのグラナダ大学の研究チームが発表した研究結果から、運動を始める30分前に濃いコーヒーを飲むと、脂肪燃焼の効率が劇的に向上することが分かっていますので、今回はそちらをご紹介したいと思います。

この記事でわかること

  • コーヒーとダイエットについて
  • コーヒーのメリットについて

この記事を読むべき人

  • ダイエットをしている人
  • 痩せたい人
  • コーヒーが好きな人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

コーヒーと脂肪燃焼の関係

グラナダ大学の生理学者であるFrancisco José Amaro-Gahete(フランシスコ・ホセ・アマロ=ガヘテ)氏が率いる研究チームが発表した研究になります。

研究チームはカフェインと運動の関係を研究するため、15人の男性を対象とする実験を行いました。

研究内容

研究チームは被験者に、以下の4パターンをランダムにスケジューリングしました。

  • 朝8時に偽薬を飲ませる
  • 夕方17時に偽薬を飲ませる
  • 朝8時にカフェイン錠剤を飲ませる
  • 夕方17時にカフェイン錠剤を飲ませる

そして、薬を飲んだ後はサイクリングテストを行い、体の脂肪燃焼能力と最大酸素摂取量を測定しました。

研究結果

その結果、有酸素運動の30分前にカフェインを体重1kgあたり3mgを摂取することで、脂肪燃焼速度が午前中に運動した場合は平均10.7%、午後に運動した場合は平均29.0%も向上したことがわかりました。

研究チームによれば、このカフェイン量は「濃い目のコーヒー一杯に含まれるカフェインの量」とほぼ同程度だとのことです。

女性

では、運動前にコーヒーを飲めばいいのですね!

ただし、実験のサンプル数が15人とかなり少なく、朝の運動や食事量が影響している可能性もあるため、今回の研究結果だけでは科学的根拠にやや乏しい部分があります。

博士

それでも、総評として今回の実験結果は、「午後にある程度のカフェインを摂取してから運動を行うこと」が、有酸素運動中の脂肪燃焼を増加させる方法であることを示唆しています。

まとめ

ですので、痩せたいと考えている人は、午後に運動をする習慣と、運動をする30分前にコーヒーを飲む習慣をつけるといいでしょう。

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コーヒーのメリット

普段からコーヒーをあまり飲まない人からすると、コーヒーを飲むのはいいことなのかどうかよく分からないと思います。

実は、コーヒーには健康上のメリットがさまざまあるという研究結果が存在しますので、そちらをご紹介していきたいと思います。

心不全のリスクが低下

心不全のリスクに関する研究で、心不全のリスクには204種の要素が関係していると判明しました。

中でも、喫煙・婚姻状況・BMI・コレステロールなどの要素41種は特に影響が大きいことが確認されました。

特に影響が大きいとされた41種の中でも、特に取り上げられているものが「コーヒー」です。

FHS、CHS、ARICという3つの大規模調査の全てにおいて、コーヒーはどの食事要因よりも心不全の長期リスクの低下と関連していたのです。

ただし、コーヒーが下げる心不全リスクは、「飲む量」に大きく依存します。

ポイント

今回の研究によると、1日1杯では効果がありませんが、1日2杯で心不全リスクが31%減少し、1日3杯以上でリスクが60%減少するとのことです。

なお、3杯と4杯以上の差については、1日4杯以上飲む被験者がごくわずかしかいなかったため、結論は出せなかったとされています

一方、コーヒーには

  • 脳卒中のリスクを下げてくれる
  • 冠状動脈性心臓病のリスクを下げてくれる

このような研究結果が発表されてきましたが、今回の研究ではこうした脳卒中・冠状動脈性心臓病のリスク軽減効果は確認できませんでした。

今回の研究では、コーヒー豆の種類や入れ方、砂糖やクリームなどの添加量についての情報は得られなかったため、対象外とされています。

ただしカフェインレスコーヒーについては心不全のリスク低下とは無関係であることが示されており、研究者のカオ氏は「心不全リスクの軽減にはカフェインが重要な役割を果たしている可能性がある」と指摘しています。

死亡リスクの低下

20万人の被験者のデータを調べたところ、総合的に見るとこのようなことが判明しました。

コーヒーと死亡率

コーヒーを毎日1~5杯飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて5~9%も若年における死亡率が低い

研究を率いたHarvard T. H. Chan School of Public Healthのフランク・フー教授は、「これまでの研究や今回の研究によって、コーヒーを飲むことが健康的なライフスタイルにつながることが示されました」と語っています。

また、過去の研究で「適度なコーヒーの摂取は死亡率を下げる」というところまでは分かっていたのですが、コーヒーをたくさん飲むことが健康にどう関わってくるのかは明らかになっておらず、コーヒーが好きな人は喫煙率が高いことも調査の障害になっていました。

そこで、今回の研究は「コーヒーをたくさん飲むこと」と「喫煙」という点にも着目しました。

ポイント

すると、非喫煙者が1日3~5杯のコーヒーを飲んだ場合は若年における死亡率が15%下がり、非喫煙者が5杯以上のコーヒーを飲んだ場合にも死亡率が12%低下することが分かりました。

つまり、コーヒーによるメリットを最も受ける飲み方は「1日3~5杯のコーヒーを摂取すること」で、喫煙の影響を排除した場合、適度にコーヒーを飲む人よりは健康上のメリットが少し小さくなるものの、1日に5杯以上のたくさんのコーヒーを飲んでも健康に悪影響を及ぼすことはないということです。

マイアミ大学のガードナー教授は、コーヒーをたくさん飲む人について「コーヒーを適度に飲む人と同じような健康上の利益を得られる」と語っています。

脳の活性化

コーヒーに含まれるカフェインはドーパミンを放出するため、コーヒーは世界で最も人気のある「精神活性剤」と考えられています。

コーヒーに関する様々なメリット

1日にコーヒーを2、3杯飲む人は長生きするという研究があり、2型糖尿病やパーキンソン病の罹患率を下げるというデータもあります。

マウスを使った実験では、「コーヒーの香りを嗅ぐだけで脳機能が活性化する」ことが分かっています。

さらにコーヒーの香りは、ストレスで体の細胞が傷つくのを防ぐ効果もあるのです。

ハーバード大学の研究では、1日に2~4杯のコーヒーを飲めば自殺する危険性が半分まで減少することが分かりました。

さらに、コーヒーを飲むことで、精神状態をしっかり保ったり、大腸をきれいにしたり、肝機能を回復させたり、不眠症を解消したりという効能が主張されています。

このようにコーヒーにはさまざまなメリットがありますが、だからといって飲み過ぎてしまいますとカフェイン中毒になってしまう可能性もありますので、飲みすぎないよう気をつけるようにしましょう。

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