子供の頃の性格と将来は関係あるのかな?
みなさんは子供の頃はどんな子供だったでしょうか?
- 外交的
- 内向的
- よく喋っていた
- おとなしかった
- 友達が多かった
- 友達が少なかった
このように、いろいろなタイプの性格があると思います。
なぜこのようなことを聞いたのですか?
実は「子供時代の性格が、大人になってからの知性(頭の良さ)すら左右しているのではないのか?」という研究があるのです。
ですので、このような質問をさせていただきました。
当然ですが、知性(頭の良さ)が高い人の方が、そうでない人に比べて成功しやすかったり、モテたりしやすいです。
「頭の良さってモテに関係ないでしょ」と思った人のために説明すると、IQ120〜125の人が最もモテるという事がわかっているのです。
ちなみにIQが130〜135になってくると、全人類の99%の人より頭が良くなってしまうので、頭が良すぎて話が合わなかったりし、モテなくなってしまうのです(もちろん人によります)。
このように知性がありすぎるのも良くないというわけで、IQ120〜125という数値の人がモテるのです。
お分かりだと思いますが、勉強ができる事とIQの高さというのは、まったくの別物なので、勉強ができるから、「頭がいい」訳ではないということは理解しておいてください。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
生まれつきの天才
生まれつきの天才って、非常に羨ましいです。
しかし、もしかしたらあなたは自分で気がついていないだけで、実は生まれつきの天才で、将来成功する確率が非常に高いかもしれないのです。
今回は、あなたが生まれつきの天才(地頭がいいのか)なのかどうかを、IQテストなどを使わないで、子供時代の特徴などで見分ける方法が、とある研究で分かったのでご紹介したいと思います。
あまり子供の頃を覚えていない・思い出せないという方は、家族や親戚に聞くのもOKです。
別に地頭がよくなくて、IQテストをやってみたら非常に低かったという方でも、成功することはもちろん可能ですので、特徴が当てはまらないからダメというわけじゃないということは頭に入れておいてください。
では、研究内容に入りたいと思います。
子供の頃の特徴に関する研究について
この結果、面白い事がわかったのです。
この研究の結果についてもっと詳しく説明していきたいと思います。
おしゃべりな子ども
ですので、子供の頃(幼稚園の頃)におしゃべりだった人は、大人になってから頭が良くなる可能性が高くて、将来成功する確率が高くなるのです。
なぜ、おしゃべりな人は、知性が高くなるのですか?
人間関係に刺激されてIQが上がったりするのです。
そしてIQが上がることによって成功につながるというわけです。
もしあなたがお子さんのいらっしゃる親の立場であり、子供がよく喋る場合には、「この子はもしかして将来成功するかもしれない!」と、ひそかに思っておくといいでしょう。
謙虚な子ども
謙虚さは、どのように将来に関わってくるのですか?
謙虚すぎると大人になった時に自分の能力を過小評価してしまったり、自分に自信がなく不安になりがちな傾向があるのです。
子供の頃(幼稚園の頃)はおしゃべりな子に育って、大人になってから多少の謙虚さを身につけるのが一番いいと言えるでしょう。
衝動的な子ども
衝動的な人というのは、自分を抑えられず我慢できない人ですので、喧嘩をよくしたりしていた人は当てはまりますね。
この二つだと、将来成功する傾向にあるのはもちろん自分をコントロールできる人なので、衝動的なのは良くないという事が分かります。
適応力が高い子ども
適応力というのは、新しい場所に行った時に、周りの環境に慣れて、すぐに行動したり馴染めるかどうかという事です。
大人になってからの適応力というのは、周りに合わせたりする事だと思いがちですが、子供の適応力というのは、好奇心なのです。
好奇心があるからこそ新しい環境になじむ事ができるのです。
新しい環境に行っても興味(好奇心)がなければ馴染もうと自分から行動しないですよね。
この全てを兼ね備えた子供を私はまだ一度も見た事がありません。
というより、なかなかいないと思います。
もちろん全てが当てはまってなければ将来頭が良くなったり成功しないというわけではないです。
一つでも当てはまっていれば将来の成功に一つ近道できてるんじゃないかなと思います。
全て当てはまらなくても成功する人はもちろんいるでしょうから、結局は自分自身が成長してからどのような行動をとるかが一番大切な気がします。
子ども時代の経験と健康・教育
教育と健康との相互関係はよく知られています。
例えば、喫煙について考えてみましょう。
喫煙率が最も高いのは、高校またはGED(General Educational Development)の高校卒業資格未満の人で、最も低いのは学士号以上の人であることがわかっています。
また、禁煙への取り組みの傾向も教育レベルによって異なります。
GED資格を持つ成人、高校卒業資格を持たない成人、高校卒業資格を持つ成人は、歴史的に見ても成人全体に比べて喫煙率が高いです。
しかし、これらのデータは、手遅れになってからの関係を記録したものです。
大人が学校をやめるのではなく、子どもがやめるのです。
公衆衛生の分野では、教育が健康の社会的決定要因であり、幸福度の指標であると認識されています。
現在、国家的な取り組みとして、言語と識字率の向上、高校修了率の向上、大学入学者数の増加に重点が置かれています。
研究者は、こうした経験が生涯にわたって、また世代を超えて、どのように悪影響を及ぼすかを示す研究の広がりに貢献してきました。
虐待やネグレクト、それに関連したストレス要因は、精神疾患や薬物使用、その他多くの社会的・行動的な悪影響を、数十年後の人生にもたらします。
幼児期の発達
人間の赤ちゃんの脳は、生まれたときには完全には発達していません。
生後数年で急速な脳の発達が起こり、その後、小児期や青年期になると安定してきます。
重度のストレスやトラウマにさらされた場合の生物学的発達への影響は、すぐにはわかりません。
しかし、虐待、ネグレクト、貧困、その他の関連するストレスにさらされると、子どもたちは健全な認知的、社会的、情緒的な発達に問題が生じ、学習に支障をきたす危険性があります。
教育は幼少期に始まり、健康の社会的決定要因として機能することを知っている研究者は、幼少期の逆境が学習や教育にどのような影響を与えるかをよく見極めるべきだと考えました。
健康の社会的決定要因としての教育に効果的に取り組むためには、学習環境にトラウマやトラウマの症状についての知識を持ったスタッフを配置する必要があると考えています。
最も重要なのは、学校のスタッフで構成される学校生態系が、子どもたちやお互いに安全で、支え合い、信頼できる環境を提供するための準備と能力を備えていることです。
このように、効果的な解決策を生み出すには、被害を受けた子どもだけでなく、大人にも焦点を当てた多世代にわたるアプローチが必要です。
すべての人に教育を
1700年代後半から1800年代前半にアメリカで産業革命が起こると、児童労働が増加しました。
この時期、子どもたちは劣悪な環境で、時には週に70時間も働いていました。
1800年代後半から1900年代前半にかけて、児童労働に関する法律の改正が何度も試みられた後、1938年に連邦議会が公正労働基準法を可決しました。
その目的は、子どもたちの健康と安全を確保し、教育を通じた幸福を促進することにありました。
米国では、すべての子どもが公教育を受ける権利を有しているにもかかわらず、学校制度によって教育格差が存在します。
また、すぐにでも学べる状態で学校に入学する子どももいれば、虐待やネグレクトなどの有害なストレスを経験し、学習が困難になる子どももいます。
不登校は、その根本的な理由を明らかにすることなく、非行の一形態として捉えられ、扱われることが多々あります。
教育現場では、子どもたちの多くが逆境にさらされており、学習や行動の問題はしばしば症状の一つであることを認識する必要があります。
研究結果は何を物語っているのか?
子ども時代の逆境に関する研究は、学校システムを含むさまざまな場面で応用されています。
つまり、公衆衛生と教育の分野では、子ども時代の逆境が、健康の社会的決定要因である教育の成功にどのような悪影響を及ぼすかについて、多くのことがわかってきているのです。
有害なストレスが子どもの発達中の脳に与える影響についてわかっていることを考えると、不利な人生経験の中での子どもの教育と学習にもっと注目する必要があります。
健康の社会的決定要因としての教育に取り組むためには、子どもたちがまだ幼いうちに成功した前向きな教育経験を得られるようにすることが必要であり、そのためには、子ども時代の逆境という広く知られているが隠れた問題と、その学習への影響についての認識を深める必要があります。
教育的ネグレクトは、現場ではもっと注意が必要です。
教育的ネグレクトは、虐待の一形態であるが、なぜそれが起こるのか、またそれが子どもの学習能力や教育的成功にどのような影響を与えるのかを完全に理解するための十分な研究がなされていません。
高齢の学生にもリスクがあります。
里親制度を経験した子どもたちは、特にリスクが高いと言われています。
家族と学校のパートナーシップや学校とのつながりは、逆境にあっても彼らの学習を促進するために特に重要な要素です。
そして何よりも、すべての子どもたちが前向きに学習できる環境を効果的に整えていくためには、教育と公衆衛生の両方が協力していかなければならないと考えています。
トラウマを考慮したケアの原則と戦略を活用することは、学校で急速に広まっている動きです。
教育が幸福度の重要な指標であるという認識は、教育と健康の真の関連性に焦点を当てることにつながります。
研究者は小児期のストレスやトラウマは公衆衛生上の危機であると考えています。
社会としては、恥ずかしさと秘密主義のために、この問題が隠されていることを認識しなければなりません。
トラウマは、感染症とは異なり、消毒したり、ワクチンを打ったり、抗生物質で治療したりすることはできません。
したがって、生涯にわたる幸福を促進するために、私たちは将来の世代のニーズを満たすための投資をしなければなりません。
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