食生活でこどもの健康を促進したい!
悪い食習慣が身に付いてしまうと、それを変えるのは難しいものです。
特に、慣れ親しんだ習慣を変えるのは大変です。
しかし、不健康な食べ物を家の中に入れず、健康的な食べ物を家の中に入れることで、どんなに食いしん坊な子供でも、よりよい食習慣を身につけることができるのです。
お子さんに野菜を食べさせようとしたり、ジュース以外の飲み物を飲ませようとしている人も、これらの健康的な食べ方を試してみてはいかがでしょうか。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
ジャンクフードを全面的に禁止しない
子供がカリカリしたもの、甘いもの、塩辛いものを最初に口にすると、それを元に戻すのは困難になります。
そうすれば、子供たちは食べられないものを欲しがる誘惑にかられることはありません。
特定の食べ物を禁止するのはよくありません。
というのも、その食べ物が家の外でも手に入るようになると、満腹感があるにもかかわらず食べてしまう可能性があるからです。
また、悪いことをしたときの罰としてデザートなどを制限するのも、食べ物との関係が不健全になる可能性があるので、避けたほうがいいでしょう。
学校でのスマートな食事を奨励する
多くの学校が給食メニューをプリントアウトして、それぞれの家庭に提供しています。
お子さんと一緒にその日の給食の選択肢を確認し、最も健康的なメニューを選ぶようにしましょう。
そうすれば、子どもは自分が選ぶべきメニューをすべて把握することができ、栄養価の高い食事をするための経験を積むことができます。
おやつに関しては、学校の自動販売機で買うお金を与えるのではなく、ソーダやお菓子のお金を貯めておいて、食べ物以外のものに使ってもいいことを明確にしておきましょう。
健康に良くない食品を大量に買わないようにする
おやつを買いたいときは、経済的なバルクサイズのパッケージではなく、その食品のできるだけ小さなパッケージを買うようにしましょう。
例
例えば、チーズ入りポップコーンは、1回分の量が多い袋を買うよりも、1回分の量が少ない袋をまとめて買ったほうがいいでしょう。
また、バルクサイズのスナック菓子は、子供の目や手の届かないところに保管しておくと、一日中、無意識に食べたくなることが少なくなります。
子供たちにカロリーの摂取を警告する
例
例えば、マクドナルドの「チョコレートマックカフェシェイク」(624g)のカロリーは880キロカロリーで、米国農務省が9歳から13歳の子供たちに推奨している1日の摂取カロリーの半分に相当します。
10代の少年・少女には、お気に入りの不健康な飲み物にどれだけのカロリーが含まれているかを知ってもらい、可能であればダイエット飲料やカロリーゼロの飲み物を選ぶようにアドバイスしてください。
ジュースを与える場合は、100%のフルーツジュースを与え、水とジュースを同量ずつ混ぜて水で割るようにするといいでしょう。
夕食時に野菜と果物の摂取を促す
じゃがいもなどのでんぷん質は少なめに、野菜や果物は多めに調理して、おかわりを促しましょう。
子供が作った料理に名前をつけて、「太郎のタイ風サラダ」や「凛のコーンとアボカドのタコス」などを夕食に出すと、大騒ぎになります。
模範を示す
子供たち、特に10代は、あなたの健康的な食生活のアドバイスとは正反対のことをしているように見えるかもしれませんが、実際には、あなたの意見や行動が子供たちの栄養に対する考え方に大きな影響を与えると米国農務省はアドバイスしています。
この猿真似を利用して、子供の前で健康的な食事を選択しましょう。
上のお子さんがいる場合は、食卓で野菜を食べるときに「イヤッ」という顔をしたり、下のお子さんの周りで特定の料理について否定的な話をしたりしないように注意しましょう。
小さなところから始める
子どもの食事には小さめの皿やボウル、道具を使い、安全に食事ができる年齢になったら、自分で食事をさせるようにしましょう。
3歳から5歳になったら、まず、サラダなどの温かい食べ物を、自分で持って食べさせることから始めてみましょう。
大人になった気分を味わいながら、自分の食べたいものの量を測り、分量を理解することができるようになります。
一度に一人分を取り、まだお腹が空いているときにだけおかわりをするように促します。
十分に食べたことを認識させる
満腹感を感じたら食べるのをやめるように子どもたちに言い聞かせます。
お皿の上の食べ物を全部食べるように促したり、お皿を完全に平らげたことを褒めたりしないでください。
子どもが十分に食べていないと感じることがあっても、子どもが満腹だと感じたら食べるのをやめさせましょう。
米国農務省は、幼い子供が食事の際に体の満腹の合図に耳を傾けることを学ぶために、「お腹がいっぱいなの?」や 「空腹でお腹が鳴っているの?」 などの質問をすることを推奨しています。
厳格な食事と間食のスケジュールを守る
ほとんどの子供は1日3回の食事と1〜2回のおやつを必要としますが、子供の食べ過ぎや食事量の不足が心配な場合は、小児科医や医師、栄養士に相談してください。
米国農務省によると、子供が食事を抜いた場合、お菓子やクッキーで「埋め合わせ」をさせてはいけません。
代わりに、りんごやベビーキャロットなどの健康的なおやつを与え、次の食事で十分な量を食べられるようにしましょう。
栄養価の高い新しい食品
米国農務省によると、子供が潰したブロッコリーや絞ったエンドウ豆を頑なに拒んでも、落胆する必要はありません。
子供がある食べ物を好きになるまでには、十数回は試す必要があるので、新しい食べ物を何度も与えるようにしましょう。
偏食家や反抗的な10代が自分で食べ物を選べるようになり、健康的な食事を食べてくれるようになるには、食べ物に関する質問を選択肢として提示します。
例えば、「夕食のおかずにトマトはどう?」ではなく、「夕食のおかずは、きゅうりとトマトのどちらがいい?」と聞いてみましょう。
おすすめの本
「健康」についてもっと知りたい人は、こちらもおすすめです。