睡眠 科学

【こめかみ周辺の痛み】毎日のように続く頭痛の原因10個について

男性

何が原因で頭痛が起きるのだろう?

頭が痛くなると、何もかものやる気がなくなってしまいますし、何より辛いですよね。

頭痛は緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛と大きく3タイプに分けられますが、症状も原因も人さまざまです。

そんな頭痛は、原因がわかれば対応できるのですが、科学的にも頭痛の原因の特定は難しいのです。

ですので今回は、頭痛の原因になる可能性がある10個についてご紹介していきたいと思います。

この記事でわかること

  • 頭痛の原因について

この記事を読むべき人

  • よく頭痛に悩まされる人
  • 頭痛の原因を知りたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

睡眠

博士

睡眠不足または睡眠の取りすぎで頭が痛くなった経験がある人は多いのではないでしょうか?

たしかに、休みの日に昼寝をする時間が長すぎて頭が痛くなったことがあります。

男性

頭痛持ちの人の脳はできるだけノーマルで、確実で、決まり切ったことを好みます。

つまり、睡眠時間も通常の睡眠時間を好むので、寝過ぎも寝なさすぎもいけないのです。

ポイント

土日であっても平日と同じような睡眠スケジュールを取り、少なくとも平日と休日の睡眠スケジュールの差を1時間以内に収めることで頭痛を避けることができます。

ストレス

ストレスで頭痛が発生する原因

ストレスのかかっている最中には緊張によって収縮していた血管が、リラックスすることによって拡がったり、ストレス反応によって体内で生まれていた化学物質がリラクゼーションに入って一気に静まったりすることが原因です。

化学物質のそのような変化は「週末頭痛」と呼ばれるタイプの頭痛を引き起こします。

ストレスの多い仕事から解放されたバケーションの初日やハネムーンの初日に頭痛が起こるのはこれが理由です。

頭痛の研究データ

実際に2011年の米国神経学協会の研究によると、「悲しい」「ナーバス」な雰囲気から「楽しい」「リラックス」した雰囲気に環境が変化した人は12~24時間後に頭痛になる可能性が20%も上昇したというデータもありま

天候

頭痛と天候との関係を示す決定的な研究結果はまだ出ていません。

天候と頭痛の関係

なぜ天候が良くないと頭痛が起きるのかと言いますと、雨が降るなどして湿度が上昇すると副鼻腔内の粘液が増加し、空気中に含まれるアレルギー源やほこり、粒子などが副鼻腔に付着しやすくなります。

これにより、副鼻腔のうっ血や炎症、不快感などが引き起こされて頭痛につながる可能性があるのです。

エストロゲンの変動

エストロゲンと頭痛

主に女性ですが、月経や生理、ピルの服用、妊娠、出産後、閉経、経口避妊薬の服用量の変更など、エストロゲンの変動も頭痛を引き起こす可能性があります。

また、それだけでなく、エストロゲンの変動は頭痛の閾値を低くして他のトリガーの影響を受けやすくします。

排卵と月経の間に頭痛が起こっていることがわかれば、ホルモン期間の75%を除去する経口避妊薬の服用を医者に相談することも可能です。

食べ物

食べ物と頭痛

頭痛と食べ物の関係も明らかになっていないものが多くあるのですが、赤ワインや熟成させたチーズ・加工肉などに含まれるチラミンや、コーヒー・紅茶・赤ワインなどに含まれるタンニンが頭痛の原因になる可能性があります。

アスパルテームやグルタミン酸ナトリウム、亜硝酸塩などの科学調味料も頭痛の原因となると言われていますが、こちらも裏付けとなるような研究結果はまだ出ておらず、科学的根拠はまだありません。

セリアック病やアレルギーの人々はグルテンを原因として頭痛が誘発されるなど、人によって食べ物との相性もさまざまなので、何を食べた時に頭痛が起こるのか、日記をつけてみるのも一つの方法です。

ただし頭痛のために極端な食餌療法を行う場合はまず医師に相談するようしましょう。

香水

職場の同僚・友人・家族などの周りの人、または自分自身がつけている強い匂いの香水もまた、片頭痛患者にとって誘因の一つです。

香水と頭痛

強い光(太陽・PCや映画館のスクリーン)や強い匂い(タバコや香水)、大きな音など感覚刺激はすべて頭痛を引き起こす可能性があります

刺激に堪えられない場合、例えば外では年中サングラスをつけたり、周りに香水をつけている人がいる場合、香水を控えめにしてくれるよう頼むことも考えてみて下さい。

コーヒー

コーヒーに含まれるカフェインは頭痛に対して2種類の働き方をします。

コーヒーと頭痛

カフェインの摂取しすぎは頭痛を引き起こしますが、一方でカフェインは血管を収縮させるため、二日酔いによる片頭痛を抑える作用もあるのです。

あるいはあなたが1週間ずっとオフィスや家でコーヒーをがぶ飲みしている場合は週末頭痛を引き起こす可能性もあります。

カフェインに関係した頭痛を避けるために、日常的に摂取するカフェインの量は最高コーヒー1杯分、200mgにするようにしましょう。

アルコール

アルコールをアセテートに代謝させる体の作用もまた頭痛を引き起こす可能性があります

午前中の頭痛を避けるためには節度ある飲酒を心がけ、飲酒前にはAleveやMotrin(アメリカで販売されている痛み止め)といった薬を飲むことも提案されています。

運動・性行為

性行為を含んだ運動全般が頭痛を引き起こす可能性があるようです。

これも正確な理由は明らかでないのですが、体調の悪い人や頭痛の初期段階にある人など、神経系が敏感になっている人の脳内で化学変化が起こると考えられています。

一方で規則正しく汗をかいた人で頭痛を軽減することに成功した人も存在するようです。

運動と頭痛に関する研究

定期的な運動によって体自身で鎮痛剤を作ることが可能であり、また2013年3月には性行為で片頭痛が治るという研究結果も発表されています。

エクササイズを行うことに問題がある場合はヨガや水泳などを行いましょう。

食事を食べない

食事と頭痛

規則正しい生活は片頭痛患者の鍵であり、食事を抜いたり急いで食べたりということは頭痛を引き起こす可能性があります。

これも正確な理由は明らかになっていないのですが、体内のグルコースレベルと関係があると考えられています。

規則的に食べることは頭痛を避けるために非常に重要です。

通常であればワインを1杯飲んだり食事を1食抜いたりしても問題なくとも、その日たまたま睡眠が取れていなかったり、仕事でストレスがたまっていたり、雨の日だったりとさまざまな要素がミックスされることで頭痛は引き起こされます。

昨日の頭痛と今日の頭痛で原因が全く違うことも考えられるのです。

ポイント

そのため、頭痛をコントロールするにはバランスの取れた食事と定期的な運動、ストレスマネージメントを組み合わせて健康的な生活を送ることが重要になってくるのです。

また、頭痛が起こる数日前あるいは数時間前に筋肉がこわばったり一定の食べ物が欲しくなったりという前兆がある場合もあるので、アプリなどで記録をつけることもオススメです。

おすすめの本

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