疲労を回復させたいし、ダイエットをしているから成長ホルモンを分泌させたいな。
成長ホルモンを分泌させたいと思ったことのある人は多いのではないでしょうか?
成長ホルモンというのは非常に重要なホルモンで、身長を伸ばすためには成長ホルモンが欠かせないというイメージが強いと思います。
そんな成長ホルモンですが、子供の頃の成長以外にも重要な働きをしているのです。
成長ホルモンは基本的に寝ている間に分泌されるホルモンなのですが、質の高い睡眠をできていないと成長ホルモンというのは分泌されにくくなってしまいます。
ですので今回は、成長ホルモンを分泌させる方法についてご紹介していきたいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
成長ホルモンの効果
成長ホルモンが重要なホルモンということはなんとなくわかるけれど、どのような効果を持っているのかがよくわからないと感じている人もいると思いますので、成長ホルモンの効果についてご紹介していきたいと思います。
成長ホルモンの効果についてよく理解しておけば、より成長ホルモンを分泌させたくなるでしょう。
脂肪の分解
上記で少しだけ説明しましたが、成長ホルモンは脂肪の分解に関わっています。
もちろん脂肪の分解には日々の運動も関係するのですが、それだけでは脂肪分解の効果は低いです。
成長ホルモンは、体組織の修復・維持をする際に、体脂肪を分解して血中に放出します。
そして分解されて血中に放出された脂肪は遊離脂肪酸と言われ、エネルギー源として利用されます。
疲労・怪我の回復
筋トレをしている人ならよくわかると思いますが、激しい運動や筋トレをして筋肉を傷つけた後に筋肉が修復されていくと筋肉が大きくなりますが、これも成長ホルモンの働きによるものです。
なので怪我をした時や、筋トレをして筋肉を大きくさせたい時には、成長ホルモンの分泌は欠かせないということです。
美肌効果
成長ホルモンは筋肉などの組織の修復・再生をする働きがあると説明しましたが、もちろん肌の再生もしてくれます。
なので美肌やシワやシミの防止のためにも成長ホルモンの分泌は欠かせないのです。
髪の毛の発育
髪の毛も成長ホルモンによって再生されます。
身体の各組織のうち、生命を維持する上で、より重要な役割を担っているのは、脳や内臓組織です。
なので、一般的には重要な組織ほど、成長ホルモンによって修復・再生されやすい箇所であり、髪の毛や肌、爪などは後回しになりやすい部位になります。
抜け毛とも関係ありますか?
抜け毛がひどいという人は、もしかすると成長ホルモンの分泌が少ないのが原因なのかもしれません。
身長を伸ばす
「成長ホルモン」と聞いて真っ先に思い浮かぶ効果はなんでしょうか?
身長が伸びることです。
成長ホルモンが分泌されるピークは思春期とされていて、思春期が終わると成長ホルモンの分泌量が減り始めます。
以降は身長を伸ばす作用はなくなり、健康維持への作用が主な役割へと変化していきます。
なので思春期の頃の成長ホルモンを分泌させるための質の良い睡眠というのは、身長を伸ばすためには必要不可欠なものだったのです。
成長ホルモンを分泌させる方法
成長ホルモンの効果がわかったところで、どれだけ成長ホルモンは重要なのかがわかったと思います。
ですのでここからは、成長ホルモンを分泌させる方法についてご紹介していきたいと思います。
血糖値を下げる
血糖値が高いと睡眠は浅くなってしまいます。
なので、寝る直前に食事をしている人は睡眠の質が悪くなりがちなのです。
寝る前に夜ご飯を食べる場合はどうすれば良いでしょうか?
寝る前に夜ご飯を食べる人の場合、寝る2時間〜3時間前に食事を終える改善した方がいいでしょう。
ちなみに、血糖値を下げる効果が期待されている食品は、以下のものがあります。
もちろん他にもたくさんあります。
なので余裕のある人は夜ご飯に血糖値を下げる食品を食べるといいでしょう。
体温を上げておく
布団に入ってから体温が上手に下がっていくことにより、体温が落ちていく過程で眠くなるのです。
布団に入る際には、指の先や足の先などは少し布団から出るぐらいにした方が効果的です。
指先を出した方がいい理由
指の先や足の先は寝る前になると暖かくなるのですが、これは体の内側の体温を下げるために毛細血管が開いて血液を一生懸命送り体の末端が暖かくなっているからです。
指の先や脚の先などが体の温まった体温を放熱する役割を担っているわけです。
とはいえ、体温が下がっていくタイミングなんてわからないと思いますので、お風呂に入ってからだいたい30分〜60分ぐらい経ってから布団に入るといいでしょう。
メラトニンの分泌
実は、寝つきの良さに関しては、メラトニンの分泌量にかなり左右される面が大きいということが分かっています。
普通に生活していてもメラトニンは体内でつくられます。
そして、そのメラトニンが一定量を超えるとどんどん眠くなりますので、このメラトニンをちゃんと体内でつくることができている人は睡眠の質も高くなります。
どうやったらメラトニンを分泌させられるのですか?
メラトニンを分泌させる方法としましては、運動や太陽の光によって分泌されます。
普段から太陽の下で運動している人はメラトニンが分泌されていますが、あまり太陽の光を浴びずに運動もしない人はメラトニンが分泌されにくく、寝つきが悪くなってしまいます。
運動がどうしても嫌な人は、メラトニンが含まれている食事や、サプリメントを摂取するといいでしょう。
おすすめの本
「成長ホルモン」についてもっと知りたい人は、こちらもおすすめです。