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【ダイエット】運動や食事制限をしても痩せない人の特徴について

女性

運動や食事制限をしているけれど、なぜ痩せないのだろう?

実は睡眠と体型は大きく関わっており、寝る前にやってはいけないことをやっている人、つまり眠り方を間違えていると運動や食事制限をしても痩せなくなってしまうのです。

正しい睡眠を取ることによって、筋肉の発達や代謝を促す役目がある成長ホルモンが分泌され、成長ホルモンが分泌されることによって体内の脂肪が燃えやすくなり、痩せやすくなるわけです。

睡眠時に成長ホルモンの分泌を妨げてしまう行為というのを知っておけば、なかなか痩せないという悩みが解決する可能性がありますので、今回は成長ホルモンの分泌を妨げてしまう行為についてご紹介していきたいと思います。

この記事でわかること

  • 成長ホルモンの分泌を妨げてしまう行為について

この記事を読むべき人

  • 痩せたい人
  • ダイエットが上手くいかない人
  • 質のいい睡眠をとりたい人
  • 成長ホルモンを分泌させたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

30分以上の昼寝

休みの日に昼寝をしている人は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

実は昼寝を30分以上してしまいますと、深い眠りに移行してしまうということがわかっているのです。

女性

なぜ昼寝で深い睡眠になってしまうのが良くないのですか?

昼寝によって深い眠りに移行してしまいますと、夜の睡眠の質が下がってしまいます。

博士

睡眠の質の低下

夜の睡眠の質が下がってしまうことによって、夜に8時間程度の睡眠をしているにも関わらず、昼間に眠くなってしまい「正しい時間睡眠をとっても眠い」ということになってしまいます。

休みの日に1日中寝ている人もいらっしゃると思いますが、このような人も睡眠のとりすぎで睡眠の質が下がってしまっているのです。

なのでメインである夜の睡眠の邪魔をしないためにも、30分以上の昼寝をしない方がいいのです。

30分以下の昼寝

ちなみに30分以下の睡眠に関しましては、脳機能の向上や、体内の炎症が抑えられる効果というのがあります。

体内の炎症が抑えられることによって、肌がきれいになりますので、肌をきれいにしたい人は30分以下の昼寝をするといいでしょう。

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夜にカフェインを摂取する

一般的にカフェインの効果は、アデノシンという鎮静効果のある神経伝達物質が脳内で伝達されるのをブロックすることにより、鎮静を妨げ覚醒効果をもたらし、30~60分後に血中濃度が最高になります。

カフェインの効果・効能は人によって異なりますが、良い意味で脳の活動を活性化させたり、仮眠後に仕事のパフォーマンスを上げてくれます。

女性

なぜカフェインを摂取することで、そのような効果があるのですか?

これは、カフェインが眠気を抑制する強い覚醒効果を持っているからです。

博士

目を覚ますためにカフェインを摂取する人もいらっしゃると思いますが、それも覚醒効果の一つになります。

寝る前のカフェインの効果

寝る前のカフェインがどれくらい睡眠を妨害するのかを、デトロイトのヘンリーフォード病院の睡眠障害研究センターが実験を行いました。

研究内容

健康な男女12名を対象に、プラシーボを使いました。(被験者に分からないようにカフェイン抜きの飲み物を与える)

  • 入眠時にカフェイン摂取
  • 入眠3時間前にカフェイン摂取
  • 入眠6時間前にカフェイン摂取

この3つに条件を分けたうえで、睡眠の評価をするのと同時に、主観的評価(睡眠日記)と客観的評価(脳波を測るもの)でどのような違いが出るか調べられました。

カフェインの量は400mg(コーヒー約3杯分)です。

研究結果

この実験の結果、眠る6時間前にカフェインを摂取していた人は、眠りにつくまでの時間がかなり長くなり、睡眠中に起きてしまう時間が長くなり、深い眠りの時間が短くなるということがわかったのです。

つまり、睡眠をする前にカフェインを摂取すると、睡眠が浅くなってしまい、睡眠時間も自然と短くなってしまうのです。

主観と客観の誤差ですが、カフェインを摂取してから眠ると思ったよりも入眠に時間はかかっていないものの、睡眠は実感以上に害されており浅く短くなっていました。

カフェインの摂取量と時間帯

カフェインの摂取量ですが、日本の食品安全委員会が「一日当たりの健康に悪影響のないカフェインの最大摂取量」で成人は400mgと報告しているので、一日に400mg以下におさめるようにしましょう。

寝る前のカフェイン摂取について

カフェインを摂取しない方がいい時間帯ですが、健康な成人では、カフェインの血中濃度の半減期は2.5~4.5時間ですので、少なくとも寝る4時間前から6時間前からは、カフェイン飲料を飲むのは控えたほうがよいでしょう。

子どもや高齢者の場合は肝機能障害が低くカフェイン代謝が遅れますので、夕方6時間以降はカフェイン摂取は控えると良いでしょう。

寝酒

寝酒とは?

寝酒というのは、就寝前にお酒を飲む行為のことを言います。

お酒を飲まないとなかなか眠れない」という人もいらっしゃると思いますが、確かにお酒を飲んだ方が寝つきは良くなります。

布団に入ってから眠りにつくまでの時間は短くなるのですが、その分眠りが浅くなってしまいますので、寝ても眠たい状態になってしまうのです。

そして、眠りが浅くなってしまうことによって、成長ホルモンの分泌が阻害されてしまいます。

お酒が飲みたくなる場合

もし、どうしてもお酒を飲みたくなってしまうのであれば、寝る4時間前までにはアルコールを摂取するのをやめれるように調整しましょう

二日酔いの原因

お酒を飲んでからすぐに寝てしまう人もよくいらっしゃると思いますが、お酒を飲んでからすぐに眠るのは最悪な行為です。

なぜかと言いますと、寝ている間というのは内臓の働きが低下しますので、アルコールが分解されにくくなってしまいます。

二日酔いなどの原因

アルコールが肝臓で分解されてできる「アセトアルデヒド」という物質は、タバコの煙などにも含まれる有害物質で、この「アセトアルデヒド」には、吐き気や動悸、頭痛などを引き起こす働きがあり、これが二日酔いの原因となります。

お酒をたくさん飲みすぎたり、お酒を飲んでからすぐに眠りにつくと、肝臓がアセトアルデヒドを十分に処理しきれず、血液中のアセトアルデヒドの濃度が高くなるため、その毒性によって胃痛や胃もたれ、胸やけ、吐き気、動悸、頭痛などの症状が現れます。

また、アルコールの刺激で胃が荒れ、機能が低下することや、脱水症状になることなども、二日酔いの不快な症状を引き起こす要因となります。

ですので、お酒を飲んでからすぐに眠る人は二日酔いになりやすいのです。

おすすめの本

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