ゲーム内のギルドなどのコミュニティや、SNSのコメント欄の荒らしをやめさせたい
ネットゲームでオンラインでプレイしたり、snsで活躍する立場の人は、おそらく困ることの多い「荒らし」。
このような「荒らし」の対応の仕方を間違えてしまうと、荒らし行為を悪化させてしまう可能性がありますので、そうならないためにも正しい荒らしの対応の方法についてご紹介したいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
間違った荒らしの対応
荒らしをやめさせるためにやるべきことといえば、どのようなことが思い浮かびますか?
- 荒らしの言い分を批判する
- 荒らしを無視する
- 荒らしをコミュニティからBANする
- 荒らしをしないよう説得する
- 荒らされているコミュニティを閉鎖する
しかし、上記であげた方法は、認知療法的アプローチから見ると、間違っていて効果がありません。
正しい荒らしの対応
では、荒らしにはどのように対処すべきなのかについて、3点ご紹介します。
荒らしに何を考えているのかを尋ねる
- なぜ荒らしをするのですか?
- 私たちの何が間違っていましたか?
このように、荒らしに対してなぜ荒らし行為を続けるのか、自分たちの何が間違っているのかを質問し、荒らしの考えをしっかり把握することが必要です。
荒らしをする人の中には、
- 楽しいから
- なんとなく
このような理由で行っている人もいると思います。
荒らしの思想に同意する
荒らされている人の中には、荒らしの人に対して強い口調で説得したり、荒らしの考えを否定する人がいますが注意が必要です。
ですので、荒らしの考えを否定せずに肯定するようにしましょう。
しかし、荒らしの考えを否定せずに肯定するときは、攻撃的になることなく、より柔和な物言いをする必要があります。
また相手の思想への同意には、荒らしの怒りを静め、対等に話し合える場を作る目的があります。
炎上商法なら別ですが、荒らしを煽るような行為というのは絶対にやめるようにしましょう。
最終的に荒らしと共通認識を持てるように話し合う
柔和なコミュニケーションを数回繰り返すと、荒らしの態度は落ち着きを取り戻し、フレンドリーになります。
でも、荒らしの人にはフレンドリーになってもらいたくないし、仲良くなりたくないです。
このように思うかもしれませんが、所詮ネット上の関係ですのでそのようなプライドは捨てて、相手との共通点を探して仲良くなることを目指すといいでしょう。
仲良くなったとしても、荒らしをするような人物はまたいつか荒らし行為をするだろうから、コミュニティから排除した方がいいのでは?
このような意見もあると思いますが、フィッシュさんはそのような意見も認めつつ、インターネットで活動する人にも何らかの価値があり、コミュニティを成長させるためには荒らしを排除するだけではなく容認することも必要だと主張しています。
荒らしの対応に重要な15のポイント
上記の3つのポイント以外にも、荒らしと適切なコミュニケーションを取るために重要なポイントを15個を簡単にご紹介します。
リラックスをする
リラックスをする事によって自律神経を整えることができます。
リラックスできずに自律神経が乱れてしまいますと、
- 神経性胃炎
- 過敏性腸症候群
- 吐き気
- 立ちくらみ
- 頭痛
- 不安
- イライラ
このような症状が引き起こされる可能性があります。
主にリラックスをすることで荒らしの対策において役に立つのは、以下の点です。
- 不安感を抑える
- イライラを抑える
難しい言い回しを避ける
荒らしに対して伝わりにくい言葉を使うのは良くありません。
例えば荒らしに対して、
君の行動には怪訝に思う。
このように、普段あまり耳にしない言葉を使うのは良くありません。
ですので、この場合ですと、怪訝という言葉の意味は「不思議で納得がいかないこと」ですので、「君の行動には不思議に思うし納得できない」というように、誰もがわかるような言葉を使うようにしましょう。
荒らしの発言を批判しない
ですので荒らしの発言に対してムカついたり、反論したくなっても、荒らしの発言を批判しないようにしましょう。
非論理的で感情的な対応を避ける
非論理的というのは言葉の通り論理的ではない、つまり、理にかなった理由がないことです。
感情的な対応というのは、荒らしの発言に対してすぐにイライラしてしまい、我慢できずに反論してしまうような対応です。
もちろん、理にかなっておらず、ただ怒って反論したとしても、荒らしをしている人を説得することはできません。
丁寧でフレンドリーな対応をする
もし皆さんが荒らしの立場だとしたら、
- 丁寧でフレンドリーに対応してくる人
- 感情的で敵対してくる人
この2人を比べた場合、どちらの人を「もっと荒らしてやりたい」と思いますか?
感情的で敵対してくる人です。
おそらく多くの人は感情的で敵対してくる人だと思います。
簡潔な言葉にしない
「簡潔」とは、簡単な表現で、無駄がなく、わかりやすいことです。
物事を説明するときは、簡潔な方がいいのでは?
本来であれば何かを説明したりするときには、簡潔な言葉を使い説明した方がいいです。
言葉を多く使いすぎない
簡潔な言葉にしすぎないことが大切と説明しましたが、だからと言って言葉を多く使いすぎると、読みにくくなってしまいます。
ですので、言葉を多く使いすぎないようにしましょう。
荒らしに対して長い文章で対応すると、荒らしは「こいつ必死になってるからもっと煽ってやろう」という考えになったりしますので、そのような面でも言葉を多く使いすぎるのは良くないでしょう。
相手の言葉を引用してから発言する
恐らく、荒らしを対応する時は、多くの場合SNSのコメント欄や、ダイレクトメッセージなどのメールで対応すると思います。
引用というのは、人の言葉や文章を自分の言葉や文章の中に引いて用いることです。
引用を用いる事によって、読みやすく、話のポイントもつかみやすくなります。
引用をする際は省略しない
先程、引用をした方がいいと説明しました。
引用で言葉の数が多くなってしまうのは構いません。
結論を急ぎすぎない
荒らしに対して、素直に
「荒らしをやめてください」
と伝えるのは意味がないのですか?
当たり前ですが、荒らしに対して「荒らすのやめてほしいです」と、結論を伝えても、荒らしはやめてくれません。
むしろ、「嫌がっているからもっとしてやろう」と考えて、悪化する可能性があります。
ですので、荒らしを対応するときには、相手の言うことを分かったようなふりをせず、結論を急ぎすぎないようにしましょう。
格言・ことわざ・韻文を使わない
格言というのは、人間の生き方や戒めなどを簡潔にまとめて表した文章や言葉のことです。
簡単に言えば、有名人の名言などです。
例
「悪事、千里を走る」(悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ)
このように、わざわざことわざを使うのではなく、自分の言葉で話すようにしましょう。
韻文というのは、詩(歌詞も含む)・俳句・短歌などリズム(韻律)ある文です。
このようなものは使わないようにしましょう。
相手を尊重し、ふざけすぎない
ムカつくからと言ってふざけた対応を取ったりすると、荒らし行為はひどくなってしまいますので、ふざけず、尊重する気持ちで対応するようにしましょう。
乱暴な言葉や断言するような口調を使わない
- おまえ
- だまれ
- うざい
このような乱暴な言葉や、「・・・は〜だから」というように断言をするような口調は使わず、柔らかく遠回しな言い方を使うようにしましょう。
ネットで知らない人に失礼な対応をされた時、いい気持ちになりますか?
ならないです。
皆さんもネットで知らない人に乱暴な言葉を使われたり、自分の意見に対して間違っていると断言されると、少なくともいい気持ちにはならないと思います。
それは皆さんに限らず、荒らしにも共通することです。
安易なレッテル貼りをしない
レッテルというのは、ある人物などに対して一方的・断定的に評価をつけることです。
他人にレッテルを貼るのは、荒らしに関わらず良い行為とは言えません。
ですので、ついレッテルを貼ってしまう人は直すようにしましょう。
親密に呼びかけつつ荒らしに謝意を表する
荒らしに対して親密に呼びかけて、感謝を表すことは、荒らしをやめさせるためには、使える行為なのです。
荒らしは相手を嫌な気持ちにさせたりしたいにも関わらず、相手側が感謝を表してくると、本来の目的を達成できないので諦める可能性があります。
おすすめの本
「ネットの荒らし」についてもっと知りたい人は、こちらもおすすめです。