靴選びに悩んでいるけど、どのような靴がいいのだろうか?
外出する時は靴を履くと思います。
そんな靴ですが、たくさんの種類があって好みも別れてしまうような靴って多いですよね。
ですので今回は、男女別でモテるようになる靴はどのような靴なの?ということを調べた研究がありますので、そちらの方をご紹介していきたいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
靴の研究
まずは、女性が履くことによってモテる靴をご紹介していきます。
この研究は、男性が女性を自然と求めるようになる靴を調べた研究になります。
露出の多い服装だと男性は意識して見るかと思いますが、こうしてしまうと遊び目的の男ばかりが話しかけてくるので、どちらかというと露出度が高くない形で男性が意識的に気づかない、無意識に魅力を感じてしまうようなアピールをした方がいいのです。
「このためには、靴が使えるのではないか」というのが、今から説明します研究になります。
女性が履くとモテる靴
2014年の論文の研究です。
靴は、全てで3パターンの靴を用意しています。
この3つのパターンの靴を用意して、男性が靴によってどれくらいの確率で助けてくれたかを調べたのです。
要するに、ハイヒールの高さによって男性が女性に感じる魅力が変わるのかを調べたのです。
この結果、助けてくれる確率がものすごい変わったのです。
普通の靴
大体半分より少ない確率ですね。
5cmのハイヒール
拾ってくれる割合が半数を超えていますね。
10cmのハイヒール
約80%ものの人が助けてくれたわけですね。
このことから、ハイヒールが高いほど女性は魅力的に感じられやすいというわけです。
なぜハイヒールだと助けられやすいのですか?
なぜ高いハイヒールが助けられやすいかと言いますと「歩きづらい」からです。
ハイヒールを履くことによってバランスをとりながら歩かなければいけなかったりするので、男性にはない歩き方になるのです。
この歩き方が男から見ると、助けてあげなければいけないという気持ちが湧いたりするのです。
ですので女性は、「私は助ける余地があります」という姿を見せてあげた方が、男性から魅力的だと思われやすいのです。
男性が履くとモテる靴
男性は、女性と違ってハイヒールのようなものは履かないので、どうしたら靴によっていい印象になるの?という研究があります。
よく言われるのは、値段が高い靴を履いている男がモテると言われているのですが、どのような靴がモテると思いますか?
実は、男性の靴選びの場合は、お金をかけると失敗するのです。
女性の場合、男性にはないようなハイヒールの効果などがありますので一概には言えないのですが、男性の場合は高価な靴ではなく、リーズナブルな靴を履いた方がいい印象、特に信頼感が高いという印象を与えるケースが高かったのです。
余談ですが、本当の富裕層の方は靴にお金をあまり使わないのです。
昔は貧乏だったけど今はお金持ちというような成金の方や、プチ金持ちの方は、統計上靴にすごいお金をかけたりするのです。
どうしてですか?
高価なブランドの靴を買ったりするような人は、性格上の問題がある可能性が高いという事がわかっているのです。
ですので、男性はモテたいのであれば、実用的でリーズナブルなおしゃれの靴を探して履けばいいというわけです。
靴が語るあなたの魅力
ファッションの商業領域では、靴はもともと服の二次的な重要性を持っていました。
マーケティング調査によると、英国では靴への支出が着実に増加しており、今や靴市場の成長率は衣料品の成長率を上回っています。
2014年の英国における靴の売上高は、約94億ポンドと推定されています。
セルフリッジやハロッズなどのロンドンの百貨店が、レディースシューズ部門のデザインを一新し、視覚的な喜びとインスピレーションのサロンへと変身させるために行った投資は、靴がファッションにとっていかに重要であるかを示しています。
商業的にも、靴はもはや衣服の後回しにされるものではないことは明らかです。
靴の力
靴は常に大衆文化の中で重要な位置を占めてきました。
「オズの魔法使い」や「シンデレラ」などのおとぎ話や物語では、靴は変幻自在で魔法のような、ときには闇の力を秘めた道具として登場します。
ファッション・アクセサリーとしての役割はさておき、靴には履く人を肉体的にも美的にも感情的にも変化させる力があることは明らかです。
立体的な彫刻としての靴は、履く人に特定の姿勢を与え、動き方や身体の感じ方に影響を与えます。
フランスの社会学者マルセル・モースは、その代表的な著作「Techniques of the Body(身体の技法)」の中で、特定のスタイルの靴が身体のさまざまな動きにどのような影響を与えるかを研究しました。
対照的に、サンダルのようなフラットな靴は、足を広げ、体をリラックスさせることができます。
このように対照的な靴のスタイルは、身体に異なる形をもたらし、それが、意識的にせよ無意識的にせよ、着用者が外の世界でどのように感じ、どのように自分を見せるかに影響を与えます。
衣服と個人の心理との関係については多くの研究がなされていますが、靴は身体と非常に親密な関係にあるため、履く人のアイデンティティや意味を構築する鍵ともなります。
履物の意味するところ
誰かの靴を調べることで、その持ち主の個人的な特徴を膨大に推測することができるという研究結果があります。
このような「意味を与えるもの」としての靴の議論では、ハイヒールが魅力的で強迫観念の対象となっていることが多いです。
ハイヒールは、女性が力を得て自信を持つための対象として解釈されることもあれば、男性を喜ばせるために選ばれた靴という従属的な対象として解釈されることもあります。
人類学者のアン・ブリドンがアメリカの女性学者を調査したところ、彼女たちは軽薄で知能が劣っていると思われることを恐れて、ヒールの高い靴を履くことに強い抵抗を示していました。
学者としての教養を身につけるために、彼女たちはフラットで軽率な、感覚的な靴を選んだのです。
しかし、ほとんどの女性は、ハイヒールを購入して履くのは、美的な理由や観察者を喜ばせるためではなく、単に自分の気分を良くするためだと認めるでしょう。
このような靴を履くと、時折痛みを感じることはあっても、自信と楽しみが生まれます。
靴は、フェミニズムやフェティシズム、ファッションに関する議論の対象となり、それによって個人の心理を明らかにする対象となってきました。
パリ・ファッション・ウィークは、このような理論を検証する最高の機会を提供してくれます。
モデルたちが棘のある靴を履いてパリのキャットウォークを闊歩し、観客が同じように目を引く靴を履いて歩き回るとき、彼らの選択を分析する時間をとってみてはいかがでしょうか。
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