朝の眠気やだるさがなくならない・・・
しっかり寝たはずなのに眠気がしたり、体のだるさがあったりすることは多くの方が体験したことがあると思います。
よくカフェインを摂れば朝の眠気に効くから朝目覚めたらコーヒーを飲むという方がいますが、カフェインというのは寝不足などの疲れなどにはあまり効果がないのです。
睡眠による回復が十分に行われていない身体にカフェインを投与しても、全くほどまではいきませんが、あまり意味がないのです。
コーヒーを飲んでも眠気が取れなかったりする人は、以下の理由があります。
では、朝のだるさや眠気を吹き飛ばすにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、朝なかなか目が覚めなかったり、だるさが取れない人のために、朝の眠気やだるさをリセットさせる方法をご紹介していきたいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
朝のカフェイン摂取について
朝起きたらすぐにコーヒーを飲むという方も多いと思います。
なぜでしょうか?
「コルチゾール」が関係しているからです。
人間は朝目覚めた後に、大体6時ぐらいから自然と体を起こす「めざまし」のようなものの、「コルチゾール」が分泌されます。
そしてこのコルチゾールが分泌している間は、自然と目を覚ましていく段階ですので、コルチゾールが分泌されている時にカフェインを摂取してしまいますと、コルチゾールの分泌やカフェインの効果を下げてしまうのです。
他にはカフェイン慣れというものがあります。
普段からカフェインを摂取している方は、徐々にカフェインに慣れていってしまい、カフェインの効果が薄れていってしまうのです。
このように、朝にカフェインを摂取するというのはあまり効果がないのです。
ですのでカフェインを使わないで朝の目覚めをよくする方法について3つご紹介していきたいと思います。
水を飲む
人間は外からの刺激によっても目覚めるのですが、内部からの刺激によっても目覚めるのです。
では、朝食は抜いてはいけないということですか?
朝ごはんを抜くのは別にいいのですが、内臓に何かしらの刺激を与えてあげる必要があります。
寝不足やバイオリズムなどが崩れてしまった時は、それをリセットしなければいけませんので、体内時計をリセットする方法を取り入れることによって朝の眠気を吹き飛ばすことができるのです。
水を飲むことによって、内臓を動かして目覚めさせるわけです。
ですので朝目覚めたら、会社に着くまでに理想は1L飲むと、朝のだるさや眠気を改善することができる可能性があります。
光に当たる
人間は外部の刺激によって起床して活動を始めるわけですが、音はあまり良くないのです。
目覚まし時計で起床するのは良くないということですか?
その通りです。
ですので、光で起床するというのは理想的なのですが、なかなかできることではないと思います。
ですので普通に目覚まし時計で起床し、その後に20分ぐらい光に浴びる時間というのを作るようにしましょう。
階段
「階段ってどういうこと?」と疑問に思うと思います。
ジョージア大学の実験で、平均の睡眠時間が6時間30分以下の人を対象にし、にいつも寝不足で頭がぼんやりする」というようなことが慢性的になってしまっている人を集めた実験があります。
登るペースはどれくらいでしょうか?
階段を登るペースはゆっくりで大丈夫です。
この実験ですと、登り降りを含めて30階分の階段を使っています。
ですので大体1階上がるのに30秒ぐらいのペースで構わないのです。
就寝の1~2時間前に温かいお風呂やシャワーに入る
十分な睡眠がとれていないと感じ、日中に眠気を感じることはありませんか?
多くの人が、市販の睡眠補助剤や処方された睡眠補助剤を試しています。
しかし、薬を使わずに、より早く眠りにつき、より良い睡眠を得る方法はないのでしょうか?
温かいお風呂、冷たい体
データを調べてみると、いかに多くの人が睡眠不足の状態で生活しているかがわかりました。
研究者は薬を飲むことに興味がなかったので、睡眠を改善するための非薬理学的な方法について勉強したいと思いました。
研究者のチームは、入浴と睡眠に関する5,000以上の研究を調査しました。
そのうち17件の研究が、温かいお風呂やシャワーが睡眠に与える影響を調べるための研究基準を満たしていました。
研究者たちは、複数の研究から得られたデータを組み合わせる統計的な手順を用いて、最適な入浴のタイミングを探りました。
つまり、温かいお風呂に入ると、お風呂に入らない普段の睡眠と比べて、寝返りを打ったり、寝ようとしたりするのではなく、実際に寝ている時間が長くなることがわかったのです。
なぜ温かいお風呂やシャワーが効果的なのでしょうか?
その疑問には、しっかりした科学的根拠があります。
人間の体温は24時間一定ではありません。
体温は、朝と夕方に高くなり、夜の睡眠時には最も低くなります。
良い睡眠をとるためには、体温が下がる必要があります。
温かいお風呂やシャワーを浴びると、体の表面、特に手や足に大量の血流が流れます。
この血流は、体の中心部の熱を表面に運び、環境への熱を拒絶し、体温の低下を引き起こします。
したがって、就寝の1〜2時間前という適切な生物学的時間に温浴・シャワーを浴びると、自然なサーカディアンプロセスを助け、睡眠を改善することができます。
次のステップとして、研究者たちは現在、温浴効果を模倣する技術を備えた商業的に実現可能なベッドシステムの設計に取り組んでいます。
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