悪いとわかっていても、悪いニュースばかり見てしまう・・・
皆さんは「ドゥームスクローリング」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
ドゥームスクローリングとは?
そのニュースが悲しく、意気消沈し、あるいは憂鬱であるにもかかわらず、悪いニュースを何度も繰り返し見続ける傾向のことを「ドゥームスクローリング」と言います。
健康専門家の中には、ドゥームスクローリングの悪影響を減らすためにソーシャルメディアへのアクセスを制限することを勧める人もおり、ソーシャルメディア中毒の危険性が強調されています。
ドゥームスクローリングに関するネガティブな報道が相次いだことで、スマートフォンを完全に捨ててしまう人もいるそうです。
そんなドゥームスクローリングをスマートフォンを捨てないでやめる方法というのはあるのでしょうか?
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
ドゥームスクローリングをコントロールする
ドゥームスクローリングの悪影響を示す研究は説得力があり、推奨事項も明確ですが、この研究のアドバイスに従っている人はほとんどいないようです。
これにはいくつかの理由があります。
なので、ドゥームスクローリングをやめるのではなく、ドゥームスクローリングを上手にコントロールできるようになればいいのです。
実際、この反応は私たち人間の中に組み込まれているのです。
危険を察知して警戒することは、私たちの生存メカニズムの一部です。
情報を集め、脅威に備えることは、何千年にもわたって私たちが生き残るための鍵でした。
私たちが危険に対して警戒心を持ちたいと思うのは当然のことです。
何が起きているのかを知り、最新の情報を身につけたいと思うのは、至極当然のことなのです。
ニュースを完全に避けるのではなく、ニュースとの関わり合いの中で必要なものを得るようにしましょう。
そのための5つの提案を紹介します。
ニュースを見る時間を決める
ニュースにアクセスしてもいい時間を決めるようにしましょう。
一日にどれくらいの時間が妥当だと思いますか?
時間枠を決めたら、それを守ってみてください。
確証バイアスに注意する
消費者であるあなたは、何について学ぶかを選ぶことができることを忘れないでください。
しかし、心理学者が「確証バイアス」と呼ぶ傾向には注意する必要があります。
確証バイアスとは?
これは、私たちが既存の信念や視点を支持する情報を好むということです。
つまり、私たちは、自分がすでに信じていることを確認するようなニュースを求めることがあるのです。
これが、この記事をクリックした理由の一つかもしれません。
ですから、この傾向に注意し、何を読むか選ばないように意識すればいいのです。
ソースを確認する
何かニュースを見るときはいつでも、その出所を知っておくと便利です。
これらの質問に対する答えを知ることは、収集した情報をどのように利用するかをコントロールするためのサポートとなります。
物事は常に白か黒かではないことを覚えておく
私たちは、偏った世界に生きています。
心理学者によると、「偏向思考」とは、プレッシャーにさらされたときに生じる認知の歪み(思考エラー)です。
これは、私たちが多くの色や灰色の影を持つ世界に住んでいることを認識するのではなく、物事を黒か白かで見る傾向です。
ポジティブに偏る
ネガティビティ・バイアス
ドゥームスクローリングが有害である理由の一つは、私たちの多くがネガティブな情報に引き寄せられるからです。
心理学者はこれを「ネガティビティ・バイアス」と呼んでいます。
進化の観点から、私たちはポジティブな刺激(夏の日の暖かさを楽しむ)よりもネガティブな刺激(捕食者などの脅威)を優先させることが重要でした。
このような傾向に対抗するために、私たちはニュースを見る際にポジティブな方向にバイアスをかけることができます。
現実的な言い方で言えば、最新情報を得るためにポジティブなニュースを探し、バランスを取るということです。
適切に管理することで、最新のニュースを知ることができ、いざというときに対応できるようになります。
おすすめの本
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