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【メンタル】恋愛やスポーツに使えるメンタルを強く・安定させる方法について

男性/悩み

メンタルを強くするにはどうすればいいだろう?

皆さんは自分のことをメンタルが強いと思いますか?

この記事を見ているということは、少なくともメンタルが強いとは思っていないと思います。

メンタルが弱い人というのは、何をするにしても基本的にネガティブなものに目を向けてしまうのです。

メンタルが弱いというと、感情のアップダウンが激しいというのもあるのですが、ネガティブなものに目を向けやすいが故に新しいことにチャレンジをしたり、新しいことにチャレンジをしようとした時にチャレンジをしようとしているもののマイナスな面に意識が入ってしまってやる気がなくなってしまうのです。

このような事が続いてしまいますと、鬱傾向になってしまったり、何もやる気が出ないというようになってしまうのです。

では、このような「メンタルが弱い人はどのようにすれば改善されるのか?」という事ですが、今回は、メンタルが弱い人ほど効果があるメンタルを強くするためのテクニックをご紹介したいと思います。

この記事でわかること

  • メンタルを強くする方法

この記事を読むべき人

  • メンタルが弱い人
  • メンタルを強くしたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

メンタルの改善

メンタルが弱い人は、どのようにすればメンタルを改善できるのかを調べた研究をご紹介します。

研究内容

191人の高齢者の男女を対象にした研究です。

高齢者になってきますと、メンタルの弱さや性格を変えるということは難しいのですが、あえて難しい高齢者の方を対象にしています。

若い人は高齢者に比べて自分の性格を変えやすいと思いますので、高齢者の研究では意味がないと思った方はご安心ください。

この研究では、全員の神経症的傾向のレベルと抑うつ症状をチェックして、8週間マインドフルネス(瞑想)の訓練を行い、メンタルにどのような影響が与えられるのかを調べました。

普通はメンタルが弱い人ほどメンタルを良くするのは大変なイメージがあると思いますが、メンタルトレーニングを使ってその効果がどれぐらい出るのかを調べたところ、以下のことがわかりました。

メンタルトレーニングの効果

メンタルの弱さのレベルが平均、または平均よりも弱い実験の参加者というのは、メンタルの弱さが軽度の人に比べて

  • 抑うつ症状
  • 自己否定の感情の減少

この二つが大きかったのです。

つまり、メンタルが弱い人ほどマインドフルネスや瞑想の効果が高かったのです。

ですので「自分はメンタルが弱いからダメだ」と感じている人ほど、マインドフルネスのトレーニングを行うことによって大きくメンタルが改善される可能性があるという事が分かったのです。

またこの研究では以下のことがわかっています。

研究結果

メンタルの弱さと関係なく全員がマインドフルネスや瞑想のトレーニングを行うことによって

  • ポジティブな感情
  • やる気
  • 体のダルさ

などの身体症状が改善したという事が分かったのです。

ですので元々メンタルが安定している人でも、マインドフルネスや瞑想をするだけで日常生活においてのポジティブな感情が増したり、やる気が出たりするメリットがあるのです。

研究者のコメントによりますと、神経上的な傾向、メンタルの弱さというのは、ネガティブな経験や感情に反応しやすいのが原因で、抑うつ症状や自己否定の感情につながりやすいのです。

瞑想やマインドフルネスのトレーニングというのは、このようなネガティブな経験や感情に囚われるという症状を改善してくれるのです。

ですので元々ポジティブな人というのは、瞑想によるポジティブな効果があるのですが、特にネガティブになってしまっている人は、ネガティブになる理由であるネガティブな体験や感情の癖がなおるので、大きな改善が体験できるとのことです。

書くことで心の健康が改善される

アーネスト・ヘミングウェイの有名な言葉に「作家は傷ついたことを一生懸命、はっきりと書くべきだ」というものがあります。

「痛いこと」を書く

当時のヘミングウェイは知らなかったかもしれませんが、現在では「痛いこと」を書くことが心の健康に役立つという研究結果が出ています。

書くことが心の健康に良い影響を与えることを示す研究は200件以上あります。

しかし、心理的な効果は多くの人にとって一貫していますが、書くことがなぜ、どのように役立つのかについては、研究者の間でも完全には一致していません。

一説によると、感情を溜め込むことが心理的な苦痛につながると言われています。

心理的な効果の一説

そのため、文章を書くことで、それまで溜め込んでいた感情を安全かつ機密性の高い自由な方法で開示することができるので、精神的な健康が増進されるのではないかと考えられています

しかし、最近の研究では、単に感情を開示するのではなく、自己認識を高めることが精神衛生上の改善につながる可能性があることが示され始めています。

自己認識とは、要するに、自分の内側に注意を向けることができるということです。

自分の内側に注意を向けることで

  • 自分の特徴
  • 行動
  • 感情
  • 信念
  • 価値観
  • 動機

などをより意識することができます。

研究によると、自己認識を深めることはさまざまな意味で有益です。

自己認識を深めるメリット

  • 自分に自信が持てるようになり、他人をより受け入れることができるようになる。
  • 仕事への満足度が高まり、より効果的なリーダーになることができます。
  • 自制心を高め、長期的な目標に沿ったより良い決断をすることにもつながります。

自己認識にはスペクトルがあり、練習すれば誰もが向上することができます。

自己認識を高めるためには、毎日練習できる文章を書くことが特に有効です。

また、書いたものを読み返すことで、自分の考えや感情、行動、信念などをより深く理解することができます

自己認識を高め、ひいてはメンタルヘルスを向上させる3つのタイプの文章をご紹介します。

表現力のある文章

表現型の文章は、治療の場で、ストレスの多い出来事に関連した自分の考えや感情を書くように求められることがよくあります。

このタイプの文章は、困難なことを感情的に処理するのを助けることを目的としています。

「表現力のある文章」の効果

研究によると、表現力のある文章を書くことで自己認識が高まり、結果的に鬱症状や不安な考え、自覚的なストレスが減少すると言われています。

リフレクティブ・ライティング

リフレクティブライティングは、看護師、医師、教師、心理学者、ソーシャルワーカーなどの専門家が、より効果的に仕事をするための手段としてよく使われます。

リフレクトライティングは、学習や開発のために、自分の信念や行動を明確に評価する方法を提供することを目的としています。

反省的な文章を書くためには、自分自身に問いかけ、常にオープンで好奇心旺盛で分析的であることが必要です。

反省文を書くことで、自分の経験や交流から学ぶことができ、自己認識を深めることができます

これにより、仕事上の人間関係や仕事の成果を向上させることができ、精神的な健康の重要な指標となります。

クリエイティブ・ライティング

クリエイティブ・ライティングとは?

クリエイティブ・ライティングとは、日本語で「文芸創作」という意味になります。

詩、短編小説、ノベラ、小説はすべてクリエイティブ・ライティングの一形態とみなされます。

通常、クリエイティブ・ライティングは、記憶だけでなく想像力を用い、意味を伝えるためにイメージや比喩などの文学的な装置を使用します。

クリエイティブ・ライティングは、思考、感情、アイデア、信念などを探求するユニークな方法です。

例えば、気候変動に対するあなたの懸念を表すSF小説や、友情に対するあなたの信念を語る童話を書くことができます。

また、不眠症の症状を表すために、フクロウの視点から詩を書くこともできます。

悲しみのような困難な経験を創造的に書くことは、複雑すぎて直接言えないと感じていることを他の人に伝える手段にもなります。

クリエイティブ・ライティングでは、伝えようとしていることを的確に表現するために、言葉や比喩、イメージを選択することができます。

このような創造的な意思決定は、自己認識や自尊心を高め、精神衛生の向上につながります。

自己認識のためのライティング

ポイント

心の健康を保つためには、自己認識が重要です。

パンデミック中に起きたストレスの多い出来事について、自分の気持ちを書き出してみませんか?

また、昨年の仕事上の困難な状況を振り返り、そこから何を学んだかを考えてみてはいかがでしょうか。

もっとクリエイティブなことがしたいという方は、詩や物語を書くことでこの課題に応えてみてはいかがでしょうか。

私たちが今置かれている状況を、家の中でどのように表現しているか考えてみてください。

パントリーには小麦粉が詰まっていますか?

寂しさや退屈さを紛らわすために、新しい物やペットを飼っていますか?

窓から見える景色は、この歴史的瞬間について何かを示していますか?

これらの書き出しは、この1年を振り返り、自分自身に重要な質問を投げかけ、創造的な選択をする機会となるでしょう。

たった15分でいいので、自分のことをよりよく知ることができ、それが心の健康につながるかもしれません。

おすすめの本

「メンタル」について、もっと知りたい人はこちらもおすすめです。

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