睡眠 科学

【寝てない自慢】寝てないアピールの効果と意味について

男性

寝てない自慢をする意味はあるのかな?

皆さんはよく睡眠をとれていますでしょうか?

  • 最近忙しすぎて寝ていない
  • 昨日からオールしてる

皆さんの周りでこのような寝てない自慢をする人はいないでしょうか?

このような自慢をされると、以下のように思う人も多いでしょう。

  • 仕事を早く終わらす能力がないだけでは?
  • 自慢しているようだけど別にすごくもないし羨ましくもないし、いい事がないでしょ。

そもそも寝不足によるメリットというのはありません。

このように、寝いてない自慢にはメリットがないように感じる方がほとんどだと思います。

ですが、寝てない自慢に関しましては、男性の場合メリットがあるかもしれないということが、とある研究によってわかったので、そちらをご紹介していきたいと思います。

人によっては、十分に睡眠をとれていても、寝てない自慢をによる効果がありますので、当てはまる方は、たまに寝てない自慢をしてみるといいでしょう。

この記事でわかること

  • 寝てない自慢のメリット
  • 必要な睡眠時間について

この記事を読むべき人

  • 寝てない自慢について知りたい人
  • 睡眠時間が少ない人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

寝てない自慢のメリット

アメリカのオレゴン大学が寝不足の男性を調べた研究になります。

この実験は二つありますので、それぞれご紹介していきたいと思います。

研究1

144人の人に対して

  • よく睡眠をとる男性
  • あまり睡眠をとらない男性

この2種類の男性を想像してもらって、その人に対してどのようなイメージを感じるかを尋ねる研究です。

研究2

207人の人に対して、睡眠時間が少ない男性の特徴を評価してもらうということを行いました。

例えば、仕事ができそうかどうかや、見た目のレベルはどれぐらいだと思うかなどです。

皆さんは睡眠時間が少ない男性をイメージすると、どのような人間が思い浮かべますか?

この2つの実験の結果、ほとんど同じ結果になったのです。

研究結果

睡眠時間が短い男性は、男らしいイメージがあるという事がわかったのです。

ですので、寝ていない自慢をすると、男らしく頼りがいがあるように見られるのです。

では反対に、睡眠時間が多いアピールをするとどうなるかと言いますと

睡眠時間が多いアピール

睡眠時間が多いアピールをした男性というのは、男らしさが低いというように判断されたのです。

簡単にまとめますとこうなります。

まとめ

  • 寝ていない男性=仕事ができそう=体力がありそう
  • 寝ている男性=時間がありそう=暇そう

ちなみに女性の場合ですが、このような現象はなかったので、男性特有の現象なのです。

世間のイメージによる「男らしい」は、自己主張が強かったり、他人に負けなかったりする頼りがいがあるイメージが、男性っぽいというイメージがあるのです。

ポイント

ですので、本来睡眠不足というのは辛いものですが、この辛い睡眠不足を耐え抜く力があるという印象を、寝てないアピールによって感じてしまうのです。

これが寝てないアピールの真実なのです。

とはいえ、睡眠時間が不足しているのは問題です。

ですので、年齢別で最低何時間の睡眠をとればいいのかをご紹介します。

本当に必要な睡眠時間は?

飲食や呼吸と同じように、睡眠は生きていく上で必要不可欠なものです。

実際、すべての動物が睡眠をとっていますが、興味深いバリエーションもあります。

例えば、イルカは片目を開けて、脳の半分だけを使って眠ります。

これは、イルカが水中で呼吸をするためには、一部に意識が必要だからだと考えられます。

シマウマは捕食者から素早く逃げるために、立ったまま寝ることがあります。

コウモリは逆さまに寝る。 など

人が眠っているときは、電源が切れていて何もしていないように見えることがあります。

しかし、そんなことはありません。

  • 神経細胞の整理
  • ホルモンの調整
  • 細胞の修復
  • 毒素の排出

など、寝ている間も脳と体は活動し、重要な働きをしています。

特に脳は忙しく、寝ている間に多くのことをこなしています。

ポイント

脳は、記憶を処理したり、創造的な洞察力を得たり、新しい技術を学んだりしています。

睡眠は学習、成長、繁栄を助けますが、これらのプロセスには時間がかかります。

新生児は起きている時間よりも眠っている時間の方が長いため、生後3ヵ月間は1日14〜17時間の睡眠が必要です。

学校に通う年頃の子供たちは、8〜10時間の睡眠が必要です。

10代であれば9時間、大人でも9時間は必要とされています。

しかし、大人は7〜8時間で十分です。

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推奨される睡眠時間

推奨される睡眠時間

  • 0-3ヶ月 14-17時間
  • 4-11ヶ月 12-15時間
  • 1-2歳 11-14時間
  • 2-5歳 10-13時間
  • 6-13歳 9-11時間
  • 14-17歳 8-10時間
  • 18-64歳 7-9時間
  • 64歳以上 7-8時間

睡眠時間を確保するだけでなく、質の高い睡眠をとることが大切です。

また、週末も含めて、毎日同じくらいの時間に寝て、同じくらいの時間に起きるというように、規則正しいスケジュールで眠るようにしましょう。

ポイント

質の高い睡眠をとることは、学校や仕事、スポーツなどで良い結果を出すために役立ちます

また、睡眠は頭の回転や記憶力を高め、歌や楽器の演奏などにも役立ちます

良質な睡眠は、見た目にも気分的にもスッキリさせてくれます。

ポイント

誰かの魅力を評価する際には、よく休んでいる人の方が魅力的だと評価する傾向があります。

質の高い睡眠を十分にとることで、ストレスに対処したり、友人とうまく付き合ったりすることができます。

多くの人がそうであるように、十分な睡眠時間を確保できない場合は、定期的に良い睡眠をとるためのコツがあります。

良い睡眠をとるコツ

  • 理想的な睡眠時間を設定して、毎日それを守るようにするとよいでしょう。
  • 寝る時間を知らせるアラームを設定するのもよいでしょう。
  • 就寝前の1時間は、リラックスして前向きな気持ちで過ごせるような習慣をつけましょう。
  • 照明を落としたり、楽しい本を読んだり、一日の良いところを話したり、一日のハイライトを考えたりするのも良いでしょう。
  • 怖い映画や本を見たり、寝る直前に言い争いをしたりするのは避けるようにしましょう。

朝、その日に楽しみにしていることを思い浮かべ、太陽や明るい光を部屋に入れて、脳に警戒すべき時間であることを知らせます。

睡眠習慣がうまくいっているかどうかは、1日中、眠気を感じず、ほとんどの日がスッキリと目覚められるかどうかで判断できます

健康であること、バランスのとれた食事をすることと同じように、定期的に良質な睡眠をとることは、練習を重ねることで一生ものの効果が得られます。

おすすめの本

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