恋愛 科学

【恋愛】嫉妬心を利用して恋人や自分の態度を変える方法

女性

恋人の態度を変えたい

皆さんは恋人がいらっしゃいますでしょうか?

恋人に対して

  • ここを直してほしい
  • 自分との時間を大切にしてほしい

このように思うことがあってもおかしくないと思いますが、面と向かって「ここを直して」と言ってしまうと喧嘩になってしまったりするかもしれないので、なかなか言いにくかったりすると思います。

他人を変えるということは非常に難しいのです。

他人を変えるには、他人に「自分を変えよう」という気持ちにさせるのが大事です。

ですので「ここを直して」と、直接伝えるのもいいのですが、上手に伝えないとなかなか相手が変わってくれないのです。

このように、なかなか変わってくれない恋人などの行動を変えるにはどうすればいいのか?ということを、とある研究を参考にご紹介したいと思います。

この記事でわかること

  • 嫉妬を利用して態度を変える方法
  • 嫉妬と不倫について

この記事を読むべき人

  • 他人の態度を変えたい人
  • 相手を嫉妬させたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

嫉妬の感情

アメリカのイェール大学が行った研究になります。

基本的に人間は嫉妬の感情を色々な面で感じます。

嫉妬の感情を抱いて駄目な人は相手を引きずり下ろそうとするのですが、軽い嫉妬はいい刺激を与えることができるのです。

ポイント

恋愛においても「ある程度の嫉妬」が必要になってきます

特にこの嫉妬が特定の環境下で行われた嫉妬の場合、相手に自己改善をさせることができるのです。

自己改善につながる様な嫉妬を作ることが重要なのですが、「人間はどの様な性質を持っている相手に嫉妬を抱くのか?」ということを調べた研究になります。

集めた実験の参加者に二つの質問をしました。

1つ目の質問

あなた自身のことや、あなたの魅力や特徴を答えてください

この質問をしたのと同時に、自分の恋人に関しても同じ質問に答えてもらうのです。

なぜこの様な質問をするかは次の質問でわかります。

2つ目の質問

あなたとあなたの恋人がパーティーに参加しているところを想像してください。

皆さんも一緒に考えてみてください。

一緒に考えてみましょう

あなたは友達との会話に夢中になっている間に、恋人を数分間見失ってしまいました。

その後、恋人が部屋の奥の方で知らない人であなたと同じ性別の人と楽しそうに会話をしているのに気が付きました。

もし、恋人が話をしている話し相手が「〜なタイプの人」(この様な特徴を持っている人)ならば、あなたは強烈な嫉妬を感じます。

この質問の「〜なタイプな人」というところの「〜」の部分を埋めてもらうのです。

皆さんも埋めてみてください。

この質問を行うことによって、自分が一番嫉妬を感じるタイプの人がどの様な人なのかが見えてくるのです。

嫉妬のピーク

結果

この結果、自分の恋人が仲良くしている異性が、自分あるいは自分の恋人が高く評価している性質を持っている場合には嫉妬がピークになるのです。

わかりにくいと思いますので、詳しく説明します。

例えば、あなたがお金を稼ぐ能力があり、あなた自身も、恋人もあなたのお金を稼ぐ能力を評価してくれているとします。

そして恋人が話していた人が、自分でも高く評価できるお金を稼ぐ能力以上に、お金を稼ぐ能力があった場合、自分が自慢できる部分で負けているので嫉妬してしまうというわけです。

簡単に言いますと、自分が持っている魅力と競合する人と恋人が話をしていたら、強烈な嫉妬になってしまうのです。

自分の魅力と競合しない場合は、嫉妬に繋がりません。

嫉妬を感じるのは、能力や魅力が自分と被っている、そしてその能力が自分よりも高くなればなるほど強烈な嫉妬になってしまうのです。

こうなると、やはり自分の持っている魅力では負けたくないので、もっと勉強したり、お金を稼いだり努力をしようと思うのです。

ポイント

つまり、自分よりも少し能力が上な人に対する嫉妬は自己改善につながるのです。

恋人を嫉妬で変えるには?

皆さんがもし恋人を変えたいのであれば、嫉妬の感情を使えばいいのです。

ポイント

相手が自分の魅力だと思っているものと被る様な観点から相手を嫉妬させればいいのです。

先ほども例で出した様に、あなたの魅力がお金を稼ぐ能力だった場合

  • 最近仕事で会った人が、能力が高くてお金も稼げて、知識もあり凄かった。

この様な、相手の魅力に関することを交えて話すと、負けたくないからもっと頑張ろうというように自己改善に向かってくれるのです。

恋人が筋トレが好きで、家事を全くやってくれない人でしたら

  • 仕事仲間の人はあなたと同じ様に筋トレが好きで筋肉がすごいうえ、家事とかもやってくれてすごい奥さん想いな人

このようなことをサラッと伝えると、恋人はその人に負けていると感じ、自己改善に向かうかもしれません。

嫉妬の進化が物語るオンライン不倫の実態

Instagramのようなサイトは、友達、「いいね!」、「シェア」といった健全な概念を中心に展開されていますが、同時に、パートナーを欺く手段にもなっています。

この問題は、パートナーが浮気をしているかどうかを調べるために、疑わしいパートナーが相手のソーシャルアカウントに侵入してしまうほど蔓延しているようです。

不貞行為の割合

浮気をしたことがある、あるいは浮気をされたことがある英国の成人2,400人を対象にしたある調査では、Facebookで証拠を確認したところ、23%の関係で不貞行為が発覚したという結果が出ています。

オンライン・ソーシャルメディアは比較的新しい現象ですが、浮気やそれに対して人々が抱く嫉妬は、実質的に古くからあるものです。

メッセージを盗み見ることがプライバシーの重大な侵害であることは、相手が嘘をついているかどうかにかかわらず誰もが知っていることですが、この高い統計値は、嫉妬心が人間の行動にどれほど強い影響を与えるかを示しています。

疑惑と嫉妬

しかし、嫉妬はそんなに悪いことなのでしょうか?

嫉妬は人間関係の破綻から身を守るために進化した重要な感情とされています。

嫉妬の動機

嫉妬は以下の行動が動機となっています。

  • 性の独占を保証するため
  • 食物などの重要な要件が失われないように
  • 悪天候や捕食者から子孫を守るため

これらは、私たちの進化の過程において、子供たちが生き延びるための重要な前提条件であったはずです。

男性の嫉妬

この説によると、男性にとっては、パートナーが不倫をした場合、他の男性の子供を育てることになるので、性的独占性を失うことはコストがかかることになります。

そのため、男性はより性的な嫉妬心を持つように進化してきたのです。

女性の嫉妬

一方、先祖代々の女性にとっては、子孫を残すために重要な資源を確保することがより重要であったとする説があります。

つまり、男性が他の女性に感情移入することは、必然的に資源を彼女からライバルに移すことを意味します。

つまり、女性はより感情的に嫉妬するように進化してきたのです。

これは、1992年に行った研究で、研究対象者に2つのシナリオを想像してもらって確認したことと同じである。

1つ目のシナリオは、参加者のパートナーが他の誰かと性的関係を持っているというものでした。

2つ目のシナリオは、自分のパートナーが他の人と感情的な関係を持っているというものでした。

性と感情

その結果、男性では、性的なシナリオの方がより苦痛を感じると答えた人が60%(女性は40%)、女性では、感情的なシナリオの方がより苦痛を感じると答えた人が83%(男性は17%)と有意に多かったです。

また、性的または感情的な不貞行為を示す仮想シナリオに対する生理的興奮を測定したところ、同様の性別による反応の違いが見られました。

SNSで生じる嫉妬

その後、異なる方法や異なる文化圏の参加者を用いた研究により、人間関係の嫉妬に関する性差が確認されています。

テクノロジーの発達により、お互いの生活にこれまでにない形でアクセスできるようになったことで、人間関係が根本的に変化したと言われていますが、嫉妬の感じ方も同じなのでしょうか?

研究内容

これを調べるために、研究者は架空の、しかし現実的なFacebookやSnapchatのメッセージを使って、いくつかの研究を行いました。

これらのメッセージには、厳密には性的な不倫か、厳密には感情的な不倫が含まれており、参加者には、それを発見したときに自分がどれだけ悩むかを想像してもらいました。

2015年に発表された最初の研究では、アイトラッカーを使って、メッセージのどこに、どのくらいの時間、視覚的な注意が向けられているかを記録しました。

研究結果

その結果、男性参加者は、パートナーが性的に不貞を働いていることを示すFacebookのメッセージを見ることに明らかに偏っていることがわかりました。

一方、女性参加者は、感情的な不貞を示すメッセージにより注意を向けていました

次の研究では、現実的な不貞行為を示すSnapchatのメッセージを被験者に提示しました(SnapchatはFacebookよりも嫉妬心を引き起こすことがわかっています)。

その後、被験者に、明らかに性的な接触、または明らかに感情的な接触を示す送信メッセージまたは受信メッセージを発見した場合に、どの程度の苦痛を感じるかを想像してもらいました。

研究結果

その結果、従来の男女差に加えて、女性はパートナーからのメッセージよりも「もう一人の女性」からのメッセージを受信したとき、そして男性が受信メッセージを発見したときに、より強い苦痛を感じることがわかりました。

これらの結果は、女性が不倫の責任を不当に負わされている可能性を示唆する先行研究を裏付けるものです。

また、別の研究では、ライバルの「アイデンティティ」が苦痛のレベルに影響を与えることがわかりました。

例えば、男性の場合、パートナーと自分の兄弟との間の不倫を示すメッセージを見ても、他人や友人の場合に比べて、それほど苦痛を感じないようです。

では、これらのことは何を意味するのでしょうか?

フランスの評論家ジョン・バティスト・アルフォンス・カールは、「物事が変われば変わるほど、同じことが繰り返される」という言葉を残しています。

この言葉は、嫉妬にも当てはまるような気がします。

テクノロジー時代に伴う変化は、私たちの中にある古代の緑色の目をした怪物を飼いならすことはできません。

おすすめの本

「嫉妬」についてもっと知りたい人は、こちらもおすすめです。

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