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【二日酔い対策】二日酔いにならない方法6選

おじさん

二日酔いにならない方法ってあるのかな?

頭がガンガンする。

胃がむかむかする。

飲みすぎたのを思い出して、自分を呪い、ベッドにもぐりこむ前に二度と飲まないと誓った経験はありませんか?

もちろん、二日酔いを防ぐには、アルコールの摂取を控えることが一番です。

しかし、研究によると、二日酔いの症状を最小限に抑える方法は他にもあります。

まず、二日酔いとは実際にどのようなものかを明確にしましょう。

ポイント

二日酔いは、肝臓が処理できる量よりも多くのアルコールを飲んだときに起こります。

血液中を循環している残留毒素は、身体的な症状を引き起こします。

例えば、アルコールが胃の粘膜を刺激して吐き気を催したり、アルコールによって脳の血管が拡張して頭痛がしたり、アルコールの利尿作用で脱水症状になったりします。

アルコールが睡眠の質を妨害し、二日酔いの症状を悪化させる可能性があります。

二日酔いの程度は、飲んだアルコールの種類と量、そして飲むスピードに左右されます。

しかし、二日酔いの不快な症状を軽減する方法はあります。

ビールやカクテルを飲む前に、二日酔いのリスクを減らしましょう。

この記事でわかること

  • 二日酔いの対策方法

この記事を読むべき人

  • 二日酔いを防ぎたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

水をたくさん飲む

これは当たり前のことのように思えるかもしれませんが、お酒を楽しむときには、水分補給の力を侮ってはいけません。

ポイント

十分な水を飲むことは、体内の毒素を洗い流し、脳の機能を正常に保つのに役立ちます。

一日を通して約4リットルの水を飲むことを目指し、お酒と水を交互に飲むことで飲酒量を減らしましょう。

そうすることで、体がアルコールを処理する時間をより多く持つことができます。

また、飲酒の前後にココナッツウォーターなどの電解質飲料を飲むと、体内の水分バランスが整い、脱水症状による二日酔いを防いだり、軽減したりすることができます。

脱水

脱水は頭痛、吐き気、疲労、めまいを引き起こします。

水を十分に飲まないと、肝臓は体内から毒素を除去するためにもっと働かなければならなくなるのです。

飲む前にバランスの良い食事をとる

空腹時の飲酒は、二日酔いを招くだけです。

ポイント

緩衝材となる食べ物がないと、体はより早くアルコールを吸収してしまいます。

その結果、酔いが早く回り、二日酔いの症状も悪化します。

そこで、お酒を飲みに行く前に、しっかりとした食事を摂るのがおすすめです。

具体的には、2019年の研究で二日酔いの症状の重さを軽減することがわかった、亜鉛とニコチン酸を多く含む食品を中心に摂るようにしましょう。

これらの栄養素を多く含む食品の例としては、以下のようなものがあります。

亜鉛とニコチン酸を多く含む食品

  • 貝類
  • 鶏肉(チキン
  • ピーナッツ(落花生
  • アボカド
  • キノコ類
  • 全粒穀物

また、高脂肪、高繊維質の食品は、アルコールの血中への吸収を遅らせるということも特筆すべき点です。

カフェインの摂取を控える

夜、出かける直前にエナジードリンクやアイスコーヒーを飲み干そうと考えていませんか?

しかしそれは、考え直した方がいいのです。

ポイント

カフェインは利尿作用、つまり尿の量を増やす物質で、脱水症状を引き起こす可能性があります。

カフェインは心拍数と血圧を上げるので、気を失いやすくなります。

さらに、神経系を刺激するため、動悸や不眠の原因にもなります。

飲み物を賢く選ぶ

ウォッカマティーニでもスコッチのロックでも、ビールやワインよりもストレートの酒の方が二日酔いになりやすいようです(もちろん、同じ量を飲む場合)。

これは、ハードリカーはエタノール濃度が高いからです。

コンジナー(アルコール発酵中に生成される化学物質)も二日酔いの重症度を高める可能性があると指摘されています。

コンジナーを多く含む飲み物は以下の通りです。

コンジナーを多く含む飲み物

  • バーボン
  • ダークウイスキー
  • ブランデー
  • コニャック
  • テキーラ
  • ダークビール

ワインやビールよりも蒸留酒を飲みたいという人は、透明で色の薄いものを選ぶようにしましょう。

ウォッカ、ジン、白ワイン、軽いラム酒、軽いビールなどです。

ポイント

甘い飲み物は、頭痛や吐き気といった二日酔いの症状を悪化させるだけなので、マルガリータやマッドスライドはやめて、無糖のミキサーにしたほうがいいかもしれません

また、炭酸はアルコールの吸収を早めるという研究結果もありますので、シャンパンやジントニックなどの発泡性飲料も控えた方がよいでしょう。

  • 酒の前にビール、決して酔わない
  • ビールの前に酒、大丈夫

このような古い格言を聞いたことがあるかもしれませんが、実は真実味がありません。

二日酔い

お酒を飲めば飲むほど、二日酔いはひどくなります。

どんな組み合わせで摂取しても、どんな順番で飲んでも、二日酔いはひどくなるのです。

喫煙を控える

きっぱりとタバコをやめるための口実がもう一つ必要だという方のために、ご紹介します。

喫煙と二日酔いのリスク

2013年に行われた大学生を対象とした研究によると、喫煙は大量に飲酒した後の二日酔いのリスクと重症度を著しく高めることがわかりました。

関連記事

サプリメントを摂取する

はっきり言って、サプリメントで二日酔いを防いだり治したりすることはできません。

しかし、サプリメントは、ある種の必須ビタミンを補充することができるので、飲んだ後に超不快な気分になる可能性は少し低くなります。

理想的なサプリメントは以下の通りです。

ビタミンC

アルコールは免疫系に悪影響を与えますが、ビタミンCは免疫の健康をサポートする抗酸化物質として知られています。

マグネシウム

電解質の一種であるこの必須ミネラルは、大量の飲酒によって簡単に消耗してしまいますが、水分補給に大きな役割を果たします。

ビタミンB群

2019年の小規模な研究によると、ビタミンB3と亜鉛を多く摂取している人は、二日酔いの度合いが少ないという報告があります。

アルコール摂取は、体のエネルギー生産と脳と神経系の機能に重要な役割を果たすビタミンB群を体内から浸出させる可能性もあります。

プロバイオティクス

腸内細菌は消化をサポートし、免疫力を高め、その結果、膨満感、下痢、便秘などの二日酔いに関連する特定の症状を軽減する可能性があります。

おすすめの本

お酒についてはこちらがおすすめです。

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