ストレッチは柔軟性に効果はあるけれど、それ以外に意味があるのかな?
ストレッチについてどのような効果があるのかが分からない人は多いのではないでしょうか?
実際にストレッチの効果について分からないから、色々と調べたけれど「ストレッチは運動後の筋肉から乳酸を取り除く」と言われたり「運動前のストレッチは逆効果」と言われたり、様々な意見があり、何が本当なのかが分からない状態になっている人は多いと思います。
そんなストレッチですが、「運動を行う人は果たしてストレッチを行うべきなのか?」ということについてご紹介したいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
運動と筋肉の回復
筋肉を動かしてトレーニングをすると、燃料が使い果たされたことにより「廃棄物」が作られて、筋肉繊維が微小な傷によって破壊されます。
そして次の運動で完全なパフォーマンスを発揮するためには、破壊された筋肉繊維を回復させる必要があります。
特に、短期間で何度もパフォーマンスを上げる必要がある運動選手にとって、回復速度を上げることは非常に重要になります。
短期間で何度もパフォーマンスを上げる必要がある運動選手らは、激しい運動でたまった乳酸や抗炎症マーカーを取り除き、筋肉の回復速度を上げるため、
- 運動選手は凍結治療
- マッサージ
- 圧迫
- 冷水にひたすこと
- ストレッチ
- 高気圧酸素治療
- 電気的筋刺激
など、さまざまな方法をとります。
ですが多くの人々は運動選手のように誰かと競うために厳しいトレーニングをするわけではなく、その目的は「健康」や「減量」にあります。
そのため、運動後のプロセスは「回復」ではなく、「体の改造」に焦点を当てる必要があるとのことです。
ストレッチの効果
運動によって人の体の筋肉構造や代謝、生理機能は変化していきます。
運動によって体が改造されていけば、より多くの運動量を行えるようになるわけです。
35年以上にわたって行われた研究によって、運動によって体を改造する際に助けとなるのは
- 栄養を摂取するタイミング(特にプロテイン)
- 運動の種類
- マッサージ
- 睡眠
- 低量のクレアチン摂取
- ストレッチ
これらであることがわかっています。
最も広く認められているストレッチの効能は、骨と関節からなる関節可動域の向上や維持、そして結合組織の強化であり、これらは運動のパフォーマンスを向上させます。
一般的なストレッチを数週間にわたって行うと、筋繊維が長くなるといったポジティブな変化があるといわれており、ストレッチによって運動中の動物の血行がよくなることも研究で示されています。
次の試合に備えた運動選手であったり、ケガを防ぎ筋肉の強度を増加させたいプロのアスリートであれば、ストレッチには慎重になるべきです。
しかし、健康や減量のために運動を行っているのであれば、筋肉のポジティブな変化を助けるストレッチは、長期的に効果を発揮するといえます。
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