罪悪感に支配されてばかりで辛い・・・
人間は罪悪感を感じます。
誰かを傷つけてしまったとき、子どもにキレてしまったとき、友人の気持ちを深く傷つけてしまったときなど、思い当たる節があるのではないでしょうか。
実際、私たちのほとんどは時々罪悪感を感じており、それは深く不快な経験となり得ます。
しかし、なぜ私たちは簡単に、そして何のために罪悪感を感じてしまうのでしょうか?
また、罪悪感に耐えられなくなったら、どうしたらいいのでしょうか?
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
罪悪感について
罪悪感は、私たちの道徳的基準が何らかの形で侵害されたことを警告するものです。
人は、性格や人生経験によって罪悪感を感じやすいかどうかが異なります。
罪悪感を感じるときは、自分が何か悪いことをしたと思い、恥を感じるときは、そのようなことをした自分に何か問題があると感じるのです。
さまざまな生活環境に関連して、罪悪感を感じることがあります。
例
例えば、エコ・ギルトは、環境に対する罪悪感を感じることに関係するものです。
生存者罪悪感とは、戦争やCOVIDなど、他の多くの人が死んでしまった危険な状況から無傷で生還した人が経験する罪悪感を表します。
私たちは、やってはいけないことをしたときにも罪悪感を感じるのです。
罪悪感はあなたのためになることもある
罪悪感は、研究者が「適応的」と呼ぶもので、私たちに利益をもたらし、私たちが生き残るのを助けることができるという意味です。
罪悪感にさいなまれたとき
しかし、罪悪感はマイナスの結果をもたらし、「不適応」になることもあります。
私たちに特にダメージを与える罪悪感には、以下の2つのタイプがあります。
- 自由奔放な罪悪感
- 文脈的な罪悪感
しかし、どちらの場合も、罪悪感の感情を減らすために本当にできることは何もありません。
むしろ、その感情や行動が続くことで、不適応になってしまうのです。
例
例えば、常に自分はダメな人間だと感じていると、新しい人間関係を築くのに邪魔になるかもしれません。
自分は相手にふさわしくないという思いから、無意識のうちに相手を妨害してしまうかもしれないのです。
また、罪悪感が消えない場合、罪悪感に対処するために多くの時間とエネルギーを費やし、燃え尽きたり、不安障害になったり、うつ病になったりする可能性があります。
ニュースを見ているとき、その罪悪感がどこから来ているのか特定できない場合、不適応な罪悪感を経験し始めるかもしれません。
これは、状況を変えることはほとんどできないにもかかわらず、悪いニュースに対して個人的な責任を感じている場合にも当てはまります。
もしあなたが罪悪感を感じているのなら、より持続可能な方法で生活するために、自分自身の生活を少しずつ変えていくことが必要かもしれません。
また、友人への対応に罪悪感を覚えた場合は、謝罪し、何らかの支援を申し出ることも意味のあることです。
サバイバーズ・ギルト(遺族罪悪感)を感じている人は、赦免状を書くことを検討するとよいでしょう。
そこには、自分がどのような責任を取りたいのか、反省を示し、自分自身に謝り、償いをするよう詳しく書いてあります。
世の中は公平ではありませんし、誰でも失敗をすることがあります。
自分を責めてばかりいると、エネルギーが枯渇し、逆効果になります。
ポジティブな変化を起こすために必要なエネルギーと意欲を引き出すには、たまには自分自身を良く思うことも必要です。
おすすめの本
「罪悪感」についてもっと知りたい人は、こちらがおすすめです。