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【健康になる通勤方法】電車通勤・車通勤は危険かもしれません

男性/悩み

電車通勤はやめたほうがいいかな?

皆さんは通勤にどのような手段を使っていますか?

徒歩・自転車・車・電車など色々な通勤方法があると思います。

では、我々の人生の満足度や健康にいい通勤方法というのはあるのでしょうか?

今回はそんな疑問を調べてくれた研究がありますので、ご紹介していきたいと思います。

また、通勤時間が憂鬱な人のための、「通勤時間を有効に使う方法」についてもご紹介します。

この記事でわかること

  • 健康になる通勤方法
  • 通勤時間を有効に使う方法

この記事を読むべき人

  • 通勤を無駄にしたくない人
  • 健康になりたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

健康にいい通勤方法

この研究は、イタリアのフローレンス大学が行った研究になります。

アクティブコミューティングといって、簡単にいうと運動量が高いような通勤方法を使った場合の健康度の上昇について、全部の被験者で53133人を対象したメタ分析を行ないました。

メタ分析とは?

複数の研究を収集し、いろいろな角度からそれらを統合したり比較したりする分析研究法です。

簡単に言えば、「分析の分析」です。

通勤方法には色々な手段があると思いますが、特に徒歩や自転車などの運動を伴うような通勤を行った時に、どれぐらい健康にいいのか、どの通勤方法が一番健康にいいのかということを調べました。

研究結果

この研究の結果、運動を伴った通勤によって健康にいい通勤方法は、自転車だったのです。

徒歩でも自転車でも運動を伴うような通勤というのは死亡率を下げてくれたり心疾患のリスクを下げてくれます

自転車と徒歩の違い

ですが、自転車通勤と徒歩での通勤を比べてみると、自転車通勤の方が人間のあらゆる死亡率が24%も低く、さらに癌による死亡リスクも25%も低下するのです。

ですので、車や電車で通勤する人よりも、徒歩で通勤している人の方が健康にいいのですが、さらに徒歩よりも自転車で通勤する方が健康にいいのです。
男性

車や電車よりも自転車通勤の方がいいというのは理解できますが、なぜ徒歩よりも自転車通勤の方がいいのですか?

それは、運動量の違いにあります。

博士

運動量の違い

このような結果について研究チームは、「自転車通勤の方が、おそらく単位時間あたりの運動量が多いからではないのか?」という風に考えています。

どういうことかと言いますと、1分間歩くよりも、1分間自転車を漕ぐ方が運動量が多いということです。

ランニングとかであれば、自転車よりも運動量が多いかもしれませんが、通勤する時にランニングなんてやってられませんよね。

ですので自転車を使うことによって、特に脚力をたくさん使いますので、デスクワークで座りっぱなしだったり、立ち仕事で立ちっぱなしの方にもいい影響を与えてくれたりして、いい効果が一番見られるのです。

家と職場の間には得るものがある

私たちの多くにとって、2020年には毎日の通勤から解放されるというメリットがありました。

調査によると、朝の通勤は1日の中で最も好きではなく、帰宅時は3番目に好きではないそうです。

渋滞、混雑、予測不可能な状況は、ストレスや不満を増大させます。

時間がかかればかかるほど、また他人と一緒に行動しなければならないことが多ければ多いほど、嫌いになります。

通勤のいい面

しかし、毎日の通勤には、仕事と家庭の区別をつけるためのスターターボタンとサーキットブレーカーの役割を果たすという、良い面もあります。

普段の生活に戻り、会社から職場復帰を促されるようになったら、これらのメリットを意識的に考えることで、通勤時間を有効に活用することができます。

通過する定数

通勤は現代的な現象と思われがちですが、通勤に時間を費やすことは人類の歴史の中で古くから行われてきました。

20万年前の狩猟採集、約1万年前の農耕、約5千年前の都市生活のすべてにおいて、家を出たり帰ったりすることが行われてきました。

このような日常生活の中で、私たちは移動時間の目安を身につけてきたようです。

1994年、イタリアの物理学者チェーザレ・マルケッティは、「Anthropological Invariants in Travel Behaviour(旅行行動における人類学的不変性)」という論文で、「文化、人種、宗教を超えて、世界中の旅行本能の真髄は一致している」と述べています。

マルケッティは、イスラエルの交通アナリストであるヤコブ・ザハヴィの研究を参考に、人間は常に1日に1時間程度の家から家への移動時間を惜しまないと提唱した。

心理的距離

通勤時間が長ければ長いほど、私たちはストレスや不満を感じます

しかし、家と職場の間に時間がないと、マイナス面も出てきます。

終身刑で刑務所に入っている人でも、やることも行くところもないので、1日1時間は外を歩いています。

通勤は、家庭生活と仕事を心理的に切り離すための儀式でもあります。

朝は個人的な心配事から切り離し、夜は仕事の心配事から切り離すのです。

ポイント

過去40年間の膨大な研究により、この「心理的距離」が幸福度を高めるために重要であることが明らかになっています。

また、家庭と職場の「アイデンティティ」の切り替えには、認知的な要求が伴うことも研究で明らかになっています。

両者の間に緩衝材があれば、この切り替えがスムーズに行えます。

もちろん、朝の散歩や仕事着への着替えなど、通勤しなくても心理的な距離をとることは可能ですが、家庭と仕事の両方の責任に追われていると、そのような時間を作れないことが多いのです。

通勤時間を有効に使うために

毎日の通勤に戻ることを必ずしも避けるべきではありません。

確かにデメリットはありますが、心理的なメリットを意識することで、その効果を最大限に引き出すことができます

ポイント

通勤時間を無駄な時間と考えるのではなく、「自分」の時間と考えましょう。

朝、通勤時間を利用して一日の計画を立ててみましょう。

ポイント

調査によると、これにより仕事への満足度が高まり、長時間の通勤も苦にならなくなります

また、通勤中の小さな習慣を維持することも効果があると言われています。

夜は、読書や携帯ゲーム、友人や家族との電話、音楽やポッドキャストを聴くなど、楽しい活動をしてリラックスする時間にしましょう。

これらの活動は、家に帰ってからは必ずしも時間を割けないものです。

男性

何もしないのはよくありませんか?

何もしないのもいいでしょう。

博士

多くの人は、何も考えない時間を持てないものです。

ここでは、心を解き放つチャンスです。

何もしない時間のメリット

自由な発想の時間は、問題解決や創造性の発揮に役立ちます

もちろん、可能であれば、ウォーキングやサイクリングに切り替えるのもいいでしょう。

一人の時間が持てるだけでなく、体を動かすことは全体的な幸福度を高めることにつながります。

通勤に費やす時間をコントロールすることはできませんが、通勤から何を得るかをコントロールすることはできます。

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