就職面接が不安で何も手がつかない・・・
毎年やってくる面接の時期。
面接を楽と思う方はごく少数いらっしゃると思いますが、ほとんどの方は面接が不安で仕方がないと思います。
そんな面接ですが、当たり前ですが一発で受かることに越したことはありません。
しかし、実はほとんど能力は見られずに、第一印象で決まってしまうのです。
有能な人かどうかは面接だけでは判断できないので、第一印象から有能そうな人を選ぶのです。
つまり、しぐさによってドアを入ってからの第一印象をよくすることができれば、面接をスタートから受かりやすい状況に持ち込みやすくなるのです。
ですので今回は、面接で通りやすくなるための方法をご紹介したいと思います。
では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。
目次
面接による第一印象
面接は大体「失礼いたします」と言ってドアを開け、面接が始まると思います。
普通は座ってから会話を始めて面接が終わりですが、実はドアを開けた瞬間からだいたいの結果が決まっているのです。
この十分の一秒の見た感じの印象で相手の印象を決めて、そこからの会話ではその印象がずれていないかをチェックする作業に入るのです。
例
例えば、ドアを開けて入ってきた時に面接官が「優秀そう」と思えば、優秀なところを探されるのです。
一方で、入ってきた時に面接官が「使えなさそう」と思ったら、ダメそうなところを探されるのです。
ダメなところを探されて、ダメなところが全くないなという風に感じさせることができれば結果はひっくり返る可能性がありますが、人間はどこかしら悪いところがありますので、大抵落ちるのです。
いいところを探された場合は、人間は悪いところと同様、いいところもありますので、よっぽどの酷いミスをしない限り受かるのです。
「では、どうやったらいいところを探してもらえるの?」という話になってきます。
ですので研究のデータをもとにご紹介していきたいと思います。
第一印象をよくする方法
2012年の研究では歩き方一つをとっても以下のことが判明しています。
ですが、速くした方がいいこともあるのです。
ですが、話す内容が否定的な意見が生まれないような共感される内容や、相手が「YES」としか言えないような内容に関しては、ゆっくり喋った方がいいのです。
まとめ
- 体を開放的にし、ゆっくりとした動きをする
- 速めに話す
- 喋る内容によってはゆっくり話す
面接でチャンスを逃してしまう4つの共通点
応募書類の中で面接の段階まで進むと、新しい仕事への見通しが立ちます。
良い印象を与えれば、希望通りの機会を得ることができるでしょう。
しかし、面接に臨み、高い能力とやる気があるにもかかわらず、結局は内定を得られなかったとしましょう。
良い印象を与えようと最善の努力をしたにもかかわらず、4つの一般的なエラーのいずれかを犯した可能性があます。
研究によると、これらの4つは、重要な場面で好印象を与えられない主な理由であると言われています。
好印象を与えようとするときの4つの共通点を避けるために、なぜ失敗してしまうのかを1つずつ考えてみましょう。
視野の狭さ
第一に、パースペクティブ・テイキング(視点取得)ができていないと、面接官の反応を予測することができません。
例
例えば、面接で自分の成功体験を語ることはよくあることですし、もちろん悪いことではありません。
しかし、面接官は自分の成功をどのように語るかの重要性を過小評価しているかもしれません。
研究によると、人は自分の才能や能力を強調して成功を説明する傾向があり、それによって面接官が自分を有能だと判断すると考えられています。
このようなケースでは、面接官の立場に立って考えることができないため、面接官はミスを犯してしまいます。
面接官の視点に立つと、面接官は有能な社員を採用したいだけでなく、好感の持てる社員を採用したいと考えていることがわかります。
能力だけでなく、好感を持ってもらうためには、面接官は別の戦略を取る必要があります。
そうすれば、面接官は「この人は能力があるだけでなく、親近感があって好感が持てる」と感じ、採用の可能性が高まるでしょう。
自己愛(ナルシスト)
「ナルシスト」と聞くと、極端に見栄っ張りで自己主張の強い人をイメージするかもしれません。
しかし、実は誰もがそのような性質を少しずつ持っているのです。
面接官が求めているのは、自信に満ちた社員であって、自分が面接官を含む他の誰よりも優れていると信じている人ではないことを心に留めておきましょう。
傲慢
このような思い上がりは、他人と自分を好意的に比較するときによく現れます。
例えば、自分は前職で最高のセールスマネージャーだったとか、前職の同僚よりも何かに長けていたと面接官が言うかもしれません。
たとえその主張が真実であり、能力を伝えるものであったとしても、おそらく仕事を得るチャンスは減るでしょう。
何故ですか?
これは、面接者が自分と他人を明確に比較した場合、面接者は、面接者も自分と面接者を比較しているのではないかと個人的に攻撃されているように感じてしまうからです。
このような恐れは、面接官が面接者を採用したいという気持ちを損なうことになります。
謙虚な自慢話 (ハンブルブラッキング)
謙虚な自慢とは、不満や自己卑下を薄めた形で自分のことを自慢することです。
例
例えば、「あなたの弱点は何ですか?」という古典的な質問をされたとします。
その質問に対して、「今の仕事では、みんなが私に相談してくるので、本当に忙しくて苦労しています」。
あるいは、「私は完璧主義者なので」と言うとしましょう。
しかし、この作戦は裏目に出ます。
面接官はこの戦術を見抜いています。
自慢話をすることでうぬぼれているように見えるだけでなく、自慢話を誤魔化そうとすることで不誠実な印象を与えてしまいます。
そのため、この戦略が成功する可能性は非常に低いと言えます。
以上のことから、面接官としては、相手に好印象を与えるだけでなく、相手との関係を構築することが重要であることを覚えておいてください。
まとめ
- 面接官の目線で自分を見て、好感の持てる社員を探していることを忘れない
- 上から目線にならないようにする
- 他人との比較をしない
- 自分の長所と短所を誠実に話す
好印象を与えようとするときに、これらのよくある罠を回避することで、次の面接では、あなたが有能で、やる気があり、好感の持てる従業員候補であると、面接官に見てもらうことができるでしょう。
失敗しない自己PRのしかた
重要なプロジェクトを遂行し、顧客やクライアントを喜ばせ、革新的なアイデアを提供するなど、優れた仕事をすることは、仕事で新たな挑戦や機会を得るためには不可欠です。
仕事で優位に立ちたいなら、素晴らしい仕事をすることは戦いの半分に過ぎません。
残りの半分は、自分の業績に光を当てることです。
そのためには、自己PRが必要です。
自己PRを間違えると、大変なことになります。
自己PRがうまくいかないと、自分の成長を妨げることになります。
あなたのリーダーシップについていこうとする人、あなたとのコラボレーションを選択する人、あなたが目指す役割への立候補を支持する人の意欲を制限してしまいます。
自分の業績、知識、能力を、効果的かつこっそりと、不快感を与えずにアピールする方法はたくさんあります。
ですので、同僚や上司が目を丸くすることなく、自分をアピールするための方法を5つご紹介します。
もちろん、面接でも使えます。
自己アピールに集中し、意図的に取り組む
自己PRは、一般的な方法ではなく、目的を達成するための手段と考えてください。
例
例えば、クライアントへの売り込みを率先して行いたいのであれば、クライアントから受けたフィードバックの中から、クライアントのニーズに耳を傾け、対応する能力を強調したものを選びます。
そして、そのフィードバックを上司や重要な意思決定者に見せるのです。
ただし、クライアントへの気配りをアピールすることに集中し、グラフィックデザインやライティングのスキルを誇示しすぎないようにしましょう。
他の人を隣に立たせる
見栄えを良くすることは、ゼロサムゲームではなく、多くの勝者が同時に存在することがあります。
多くの場合、あなたが何かを成し遂げたとき、それを祝福したり宣伝したりするには、その過程で誰かの助けを借りなければなりません。
これにより、あなたは自分を宣伝する人ではなく、他の人を宣伝する人として位置づけられます。
これは非常に価値のあるリーダーシップスキルです。
例
例えば、クライアントへの提案を成功させ、ビジネスを獲得した場合、「あなたの素晴らしいリサーチと準備がなければ、このクライアントを獲得することはできなかったでしょう」というようなことを言ってみてください。
この方法では、あいてを祝福しつつ、このビジネスを獲得したのは実はあなたの勝利であるというメッセージを控えめに伝えることができます。
専門性を示す質問をする
- 物のインターネットとは何か
- AIは今後10年で我々の業界をどのように変えていくのか
など、表面的な質問をすることは、いくつかの専門的なことを学んだことを意味しています。
これは誰でもできることです。
しかし、その分野に精通している人と直接対決すると、さらに突っ込んだ質問が返ってくるものです。
もしあなたがこれらのトピックに興味を持ち、知識を持っているのであれば、そのトピックを理解していること、そしてもっと知りたいと思っていることを示すために、質問を続けることで、あなたは専門家として開花することができます。
賢い質問をすることは大変なことです。
会話についていく能力があることを示し、その過程で誰かを輝かせることができます。
だからこそ、ベテランの専門家に発言権を与えるだけでなく、自分の能力をアピールする機会にしましょう。
フィードバックを求める
誇りに思うことを成し遂げたら、上司やクライアント、メンターに、何をどのように成し遂げたのかを知ってもらいたいものです。
フィードバックを求めることは、自分が行った素晴らしい仕事について詳細に話す機会を作るための強力な方法です。
影響を与えたい人には、自分が達成した結果にとても興奮していることを伝えましょう。
プロセスを分解して、うまくいったことから学び、次回はもっとスムーズに進めるための機会を見つけたいと伝えます。
自分のサービスを他人に提供する
自分の知識やスキル、能力を発揮するには、人の役に立つことが大切です。
教えること、訓練すること、指導すること、コーチすること、これらはすべて、自分の才能を示す素晴らしい手段であると同時に、自分を誇示するのではなく、資産として位置づけることができます。
プレゼンテーションのデザインに自信がありますか?
チームがプレゼンテーションを準備する際に使用できるテンプレートやスタイルガイドの作成を提案してみましょう。
このように、周りの人に価値を提供することで、自分がいかに素晴らしいかを明確に語らなくても、自分ができることをアピールする機会を作ることができるのです。
おすすめの本
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