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【精神疲労】休日や仕事の時に何もやる気が出ない理由について

男性/悩み

やらなければいけないことがあるのに、なかなかやる気が出なくて困っている・・・

このように感じたことはないでしょうか?

何かやらなければいけないことがあるのにやる気が出ない理由は「精神疲労」が原因です。

精神疲労とは?

精神疲労というのは、人間関係や悩み事などのストレスを原因とする心の疲れのことです。

別に体は疲れていないのに頭が働かなかったり、やる気が出ない人というのは、精神疲労を感じている可能性がありますので、精神疲労対策をしないといけません。

ですので今回は、「精神疲労の正体」についてご紹介していきたいと思います。

この記事でわかること

  • 精神疲労の正体について
  • 精神疲労の原因について
  • 精神疲労の回復方法について

この記事を読むべき人

  • やる気が出ない人
  • 脳が働かない人
  • 精神疲労について知りたい人

では、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

精神疲労の症状

男性/悩み

精神疲労といっても、自分が本当に精神疲労が溜まっている状態なのかどうかがわからないです。

これからご紹介します項目が複数当てはまっていた場合は精神疲労が溜まっている可能性がありますので注意してください。

博士

精神疲労が溜まってしまった時に起こりやすい変化は、以下のようなものがあります。

精神疲労による変化

  • イライラする
  • 動悸がよく起こる
  • 音を敏感に感じる
  • 寝つきが悪い
  • 睡眠中に何度も目が覚める
  • 肩こりが続く
  • 集中力が低下する
  • 食事の量が変化する
  • 物事が頭に入ってこない
  • 息切れしやすい

他にもありますが、精神疲労の症状としては、このようなものがあり、脳の働きが鈍るだけではなく自律神経失調症のように、体のさまざまな部位に変化を感じるようになったりもします

上記の症状が複数当てはまっていた場合は、すぐに精神疲労の対策をしたほうがいいでしょう。

精神疲労は身体能力を損なう

2009年に応用生理学の学術雑誌に発表された研究によりますと、「精神的な疲労は人間の身体能力を損なう」ということが示唆されています。

研究内容

一般の男女16人の被験者を対象に実験を行い、この16人を次の2つのグループに分けました。

  • 90分間コンピューターゲームを行うグループ
  • 90分間ただテレビでドキュメンタリー番組を見るグループ

この2つのグループに分かれて両グループとも90分間過ごしてもらった後、エアロバイクに乗ってエクササイズをしてもらい、精神疲労と身体能力はどのような関係があるのかを調べました。

研究結果

この結果、どちらのグループも、90分間の前後で心拍数や酸素消費量、乳酸塩、心拍出量など身体的測定値に変化はありませんでしたが、コンピューターゲームを行ったグループの方が精神的な疲れを多く感じ、それがエクササイズを継続する「持久力」に影響する結果が出ました。

そして、精神的な疲労を感じてしまったコンピューターゲームを行なったグループは、テレビでドキュメンタリー番組を見たグループよりも平均して15%ほど短い時間でエクササイズをギブアップしてしまいました

このことから、精神疲労は身体能力にも影響を及ぼすことがわかりました。

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精神疲労はプロのランナーの心肺機能にも影響を及ぼし、性別によって差はない

こちらの研究は、2020年4月にスポーツ医学の学術雑誌で発表された研究で、「精神的疲労が高レベルランナーの心肺能力に及ぼす影響には性差はない」ということが示唆されました。

この研究は、ブラジルのプロのランナーが対象で、被験者を次の2つのグループに分けました。

  • 45分間コンピューターゲームを行うグループ
  • 45分間ただテレビでドキュメンタリー番組を見るグループ

研究結果

この条件で調べたところ、こちらでも被験者たちの身体的測定値には変化がないにもかかわらず、性別や専門の距離にかかわらず持久力が低下したという結果が出ました。

ですが、今回の低下率は平均して3~6%と、一般人に比べると低い数値に留まっており、論文著者らはアスリートの精神的な強さがその原因ではないかと推測しています。

また、この研究では男女での性別の差にも注目しましたが、精神的疲労が身体的能力に与える悪影響には目立った性別による差はなかったようです。

精神疲労の原因

いろいろな研究から精神疲労は恐ろしいということがわかっています。

ですので精神疲労が溜まっている人は対策をしたほうがいいのですが、そもそもどこから精神疲労がきているのでしょうか?

精神疲労の原因

まず精神疲労の原因になるものが「人間関係」になります。

友達との関係や、恋愛でのパートナーとの関係、特に精神疲労が溜まりやすい人間関係は職場です。

職場の面で言いますと、「過重労働」も精神疲労の原因となります。

たとえ職場にいなくても、休日に仕事の連絡が来るだけでも精神疲労につながってしまいます。

長く働けば働くほど、脳の過活動の時間が続き、精神疲労が一気にたまりやすくなります。

その他にも、「環境の変化」や「お金のこと」なども精神疲労につながってしまう可能性があります。

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精神疲労の回復方法

精神疲労を回復させるためには、脳を休ませなければいけません。

なので脳を休ませる方法についてご紹介したいと思います。

睡眠

精神的なストレスによってなかなか眠れないという人もいらっしゃると思いますが、睡眠時間を十分に確保できないと脳は休めることはできません。

そして、ただ眠るだけではなく、質の高い睡眠を取る必要がありますので、寝る前にスマートフォンを触ったり、睡眠の前に運動をしたり、睡眠の前に食事をしたりするのはやめるようにしましょう。

軽い運動

長時間同じ体勢でいたり、運動しないでいると筋肉が凝り固まってしまいます。

なので軽い運動やストレッチを行い、疲労物質を排除していきましょう。

自然に触れる

人間は自然に触れるだけでもリラックス効果や集中力が向上することかがありますので、家の中で過ごすのではなく、休みの日には自然の多い場所に行ってゆっくり休むのも精神疲労の回復に効果的と言えるでしょう。

冬の運動は心身の健康維持に重要

北半球に冬が訪れ、気温が下がり、日照時間が短くなると、室内で過ごす時間を増やしたいと思う人も多いのではないでしょうか。

しかし、屋内で過ごすことは、運動不足と日中の光を浴びることの両方が原因で、意図しない健康被害をもたらす可能性があります

1年を通して体を動かすことは、肉体的にも精神的にも多くの利点があります。

運動の利点

運動は、冬の天候が私たちのエネルギーレベルや気分に与える悪影響を軽減することもあります。

調査によると、気温が低い時期には、運動時間が平均8分短くなります

また、暖かい季節に行っていたアクティブな旅行などの活動も減少します。

冬季には、ゆっくりとした歩行や家事などの軽度の活動が減少し、座っている時間や睡眠時間が増加することがわかっています。

しかし、軽度の活動が減り、睡眠時間が増えたにもかかわらず、睡眠の質には差が見られず、また、天候に左右されずに行っている、計画的なエクササイズ・クラスや犬の散歩などの中程度および活発な活動の減少も見られませんでした。

また、プレプリント(査読なし)の研究では、春先のロックダウンの際に活動レベルが低下したことが示唆されています。

つまり、人々の活動がさらに低下する可能性があるということです。

冬の間に運動する意欲を失ってしまうのには、さまざまな理由があります。

冬に運動の意欲がなくなる理由

冬は日照時間が少なく、日照時間が短いため、ビタミンDの摂取量が減り、疲れを感じやすくなります

また、冬場は睡眠不足になることが多く、これもエネルギーレベルの低下につながります

さらに、季節による気分の変化により、起きて動くことができなくなることもあります。

寒くなると、多くの人(特に女性)が気分の落ち込みを感じます。

中には、季節性情動障害(SAD)のような精神疾患を発症する人もいます。これは、冬の間にうつ病の症状が出るというものです。

運動をする理由は、モチベーションにも影響します。

運動とモチベーション

例えば、楽しみや達成感のために運動をするのではなく、健康増進やボディイメージの向上のために運動をすると、モチベーションが低下することがわかっています。

また、1年中屋外で運動している人は、暖かい季節にしか運動しない人に比べて、日課を続ける時間を確保するのが上手で、運動の楽しさや難しさをモチベーションにしているという調査結果もあります。

このように、気分次第で座りっぱなしの生活になってしまうことは容易に想像がつきます。

エクササイズの効果

定期的に身体活動を行うことで、体重冠状動脈性心臓病2型糖尿病脳卒中ある種の癌の減少など、身体の健康に役立つことが広く報告されています

また、体を動かすことは、免疫機能の向上にもつながります。

身体活動はウェルビーイング(健康で幸福な状態)にも重要です。

運動の効果

運動は疲労感を軽減し、仕事への満足度を高め楽観的になり自尊心を高めストレス管理を向上させることがわかっています。

また、運動は、うつ病や不安神経症などの精神疾患の治療にも効果的で、前向きな気分を促進します。

また、冬の天候によっては屋外での運動ができない場合もありますが、屋外での運動は精神的な疲労ストレスを軽減し、幸福感生活満足度幸福感を高める効果があります

特に思春期の子供たちは、自然の中で過ごすことで精神的な恩恵を受けます。

海岸地域や内陸の水路などの青い空間も、同様に精神的な健康を回復させる効果があります。

屋外での運動は、社会的な交流の機会を増やすことにもなり、それが可能であれば、冬の閉塞感の中で私たちの健康と幸福にとって重要なことです。

屋外で自然光を浴びながら運動することは、睡眠の質や身体の健康、ウェルビーイングの向上にもつながります

このような精神的・肉体的なメリットを得るためには、十分な運動量を確保することが重要です。

英国のNHSでは、1週間の健康目標として、中程度の強度の活動を150分(または活発な強度の活動を75分)行うことを推奨していますが、これは1週間のうちに10分単位で簡単に行うことができます。

中程度の活動とは、心拍数が上がり、体が温かくなり、呼吸が速くなる程度のものです。

話すことはできても、歌うことは難しいというのが簡単な判断材料になります。

また、1週間のうち2日は、強化のための活動を行います。

運動のモチベーションを上げるのは難しいこともありますが、活動量を記録する活動量計(ウェアラブル加速度計)や携帯アプリ(歩数など)を携帯することで、モチベーションを上げ、目標を設定して達成することができます。

また、一緒に運動する人がいれば、運動に取り組むことができます。

ポイント

アクティビティの回数、強度(歩く速度や持ち上げた重量など)、1回のセッションに費やす時間などの課題を増やすことで、体力や筋力を高めることができます

ありがたいことに、冬でも体を動かす方法はたくさんあります。

スポーツや運動だけでなく、徒歩や自転車で通勤・通学したり、家事をしたりすることも有効です。

最も重要なことは、健康上の利点を最大限に生かすために、座っている時間を日中の屋外での運動や活動で埋め合わせることです。

おすすめの本

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